Ringwanderung、『SYNCHRONICITY』は集大成であり挑戦の一枚に グループの武器、涙のレコーディングを語る

リンワン『SYNCHRONICITY』インタビュー

 5人組アイドルグループ・Ringwanderung(以下、リンワン)が約4年ぶりとなるフルアルバム『SYNCHRONICITY』をリリースした。メンバー自身がリンワンの集大成であり、挑戦的な作品でもあると語った本作の収録曲を深掘りしながら、メンバーと楽曲が放つ魅力とライブパフォーマンスにかける思いに迫る。(ATSUSHI OINUMA)

迷いながらも上を目指す、グループ名の由来

――Ringwanderungの皆さんはReal Sound初登場となりますので、まずはグループの紹介からお願いします。

増田陽凪(以下、増田):Ringwanderung(リングワンデルング)はドイツ語で、登山や吹雪などで方向感覚を失い、無意識のうちに同じ場所をぐるぐる彷徨ってしまう現象のことを言います。なので少しマイナスなイメージの言葉だと思うかもしれませんが、実は山で遭難してしまった時は下るよりも頂上を目指した方が生存確率が上がる場合もあると言われているんです。私たちも道に迷いながらも上へ上へと目指していくアイドルグループになりたいという思いから、“Ringwanderung”というグループ名になりました。

増田陽凪(撮影=はぎひさこ)
増田陽凪

――ありがとうございます。今回は撮影の後にインタビューをさせていただいていますが、撮影はいかがでしたか?

佐藤倫子(以下、佐藤):実は、このように取材していただくことが3、4回目ぐらいなのでまだ慣れなくて、とても緊張しました。

篠田百音(以下、篠田):私はマネージャーさんのカメラにも緊張するタイプなので、ソロでの撮影は少し緊張しました(笑)。でも、全員での撮影は安心感があって楽しかったです。

辺見花琳(以下、辺見):私も百音ちゃんと一緒で撮影は苦手なタイプだったのですが、5人集まると心強さもありますし、最近少しずつ慣れてきたので、今回はいつもよりリラックスして撮影に臨めました。

寺尾音々(以下、寺尾):毎回違った環境やディレクションで撮影していただくので、ワクワクして今回もとても楽しかったです。

篠田百音(撮影=はぎひさこ)
篠田百音
寺尾音々(撮影=はぎひさこ)
寺尾音々

――先程、増田さんが率先してグループの紹介をしてくれましたが、撮影でも堂々としている感じでしたね。

増田:いえいえ、実は今もまだ心臓がバクバクしています! グループのコンセプトについては、昨夜、暗記してきた甲斐がありました。無事に言えて良かったです。

一同:(笑)。

――全員お揃いの衣装ですが、お気に入りポイントを一言ずつ教えてください。

辺見:リンワンの衣装は昔から、赤や青、黒のかっこいい系の衣装が多かったのですが、今回は赤の衣装にネイビーのレースが付いていて、女の子っぽいところがお気に入りポイントです。フリルの短いスカートとブーツも好きなポイントです。あとは……。

佐藤:そんな、全部言わないで(笑)!

一同:(笑)。

辺見花琳(撮影=はぎひさこ)
辺見花琳
佐藤倫子(撮影=はぎひさこ)
佐藤倫子

――(笑)。では、それぞれワンポイントだけ答えてください。

篠田:ファンの方から「肩の形がリンワンっぽい」と言っていただくことが多いので、私はここがお気に入りです。

増田:私も一緒で、肩パッドが特に気に入っています。過去の衣装にもほとんど肩パッドが付いているのですが、今回の衣装を作る際にプロデューサーが「もう肩(パッド)はいらない」と話しているのを聞いて、「ヒーロー感があってかっこいいから、絶対に残してください!」とお願いして、無事に残ることになりました。次の衣装でもあるといいなと思っています。

佐藤:私のお気に入りポイントは、パンクっぽくキラキラしているところです。ずっと同じ方に衣装を作っていただいているのですが、毎回「どんな衣装がいい?」とこっそり聞いてくださるんです。「キラキラを付けてください」とお願いしたら採用してもらえて、嬉しかったです。

寺尾:個人的に好きなところは、初めてのニーハイブーツです。これからの季節は暑いですが、ステージに立った時の膝のあたりの印象が今までの衣装とは変わって、とてもお洒落に見えるので大好きなポイントです。

Ringwanderung(撮影=はぎひさこ)

――それでは、ここからはニューアルバム『SYNCHRONICITY』について聞いていきます。4年ぶりのパッケージ作品とのことですが、皆さんにとってどのようなアルバムになったか教えてください。

増田:大袈裟かもしれないですが、一言で言うならば、“リンワンの集大成”だと思っています。どちらかと言うと、盛り上がる曲よりも聴かせる曲の方が多いので、リンワンが今まで培ってきた「歌で思いを届ける」という力強さを味わっていただける作品になったと思います。

寺尾:今回は全部で15曲収録されています。今までのアルバムの中でも一番多い曲数なのですが、色々なジャンルの曲が収められていて、曲によって世界観やみんなの歌い方も全然違うので、ストーリーが感じられて満足感を得られるアルバムだなと思っています。

辺見:今までのリンワンらしさと、リンワンの新しさを詰め込んだアルバムになっていると思います。曲毎に雰囲気やコンセプトが全部違うので、どのように歌ったら曲の世界観をお届けできるのかを一人ひとりが考えてレコーディングに臨みました。

篠田:個人的には、まさに“今のリンワン”という感じの作品になっていると思います。途中加入の自分にとっては初めてのアルバムなので嬉しい気持ちもありますし、聴かせる系の曲が多いので、リンワンの強みである歌唱力が存分に表れている作品です。メンバーのみんなが何年もかけて歌ってきたからこその力だと思うので、名盤になったら嬉しいです。

佐藤:みんなと(捉え方が)少し違うかもしれないのですが、私はこのアルバムは挑戦的な作品だなあ、と。今までのアルバムは全10、11曲といった中に、ライブでやったことのない新曲を2、3曲入れるくらいだったのですが、今回は全15曲中の10曲がまったくライブでやったことのない新曲なので、まずは曲を覚えるところから始まりました。しかも、今までの私たちが歌わないような雰囲気の曲も多いので、個人的にはファンの皆さんに受け入れてもらえるのか不安になるぐらいの、挑戦的なアルバムだと思っています。

Ringwanderung(撮影=はぎひさこ)

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