SixTONES、占い企画から見えた6人の苦悩と団結 それぞれの特性を活かす自然な役割分担

 4月28日、5月5日の2週に渡ってSixTONESの公式YouTubeチャンネルで配信された「【SixTONES】占い2023運勢ランキング」では、占い師・暮れの酉を迎えて、SixTONESとメンバーそれぞれの2023年の運気を占う企画が行われた。

【SixTONES】占い2023運勢ランキング

 2023年が始まるタイミングではなく、SixTONESの始まりである5月1日の結成日に紐づけたのか、このタイミングで占い企画を配信するのも彼ららしい展開。今回の占い企画を通して見えてきたのは、知られざる苦悩や6人のスクラムだ。

 冒頭では、占いを好むというジェシー、京本大我、松村北斗、森本慎太郎の4人と、「俺、もう本当に(占い経験)ゼロ」と話す田中樹、レギュラー出演する『スクール革命!』(日本テレビ系)で占ってもらったことがあるというフラットな様子の髙地優吾に分かれた。髙地は「ポジティブなことは受け取る」といえば、ジェシーも「いいところは吸収して」と、占いに対するそれぞれのスタンスを持ちながらも、ポジティブに受け取ろうと自然な流れで意識合わせがなされた。

 まずはグループの運勢について。SixTONESの名前を鑑定すると、「アイドルではなくアーティスト」、「個性の強い人たちの集まりまくる名前」との結果に喜びの表情を見せたメンバー。さらに2023年、卯年はSixTONESにとって飛躍の年であり、12年に1回の大チャンス到来。中でも4月、8月、9月が良いという。

 鑑定を受けて、田中は立ち上がり「俺らね、結構今年頑張らなきゃって話してたの!」と目を輝かせた。具体的な月を言われると、松村は「え?」と反応、田中も「8ってあれなんだっけ……」とつぶやく。ファンの多くが感じていたであろうことが、鑑定結果ともリンクするのはすこぶる気持ちが良く、さらに今年は飛躍の年ときたものだ。実際に今年4月にはSixTONESの初のドーム公演が実現。楽曲提供をしたYOSHIKIと常田大希(King Gnu/millennium parade)がサプライズ登場するなど、華々しく幕を閉じたばかり。早くも飛躍の一つを体感している。8月、9月にはいったい何が待ち構えているのか、気になって仕方ないがこの先の楽しみとしてとっておきたい。

 ここから占いはディープな方向へ。昨年のグループについて「本当なら潰れててもおかしくない」と告げられ、ジェシーが「昨年は不安だった」と口を開くと、京本も「ぶっちゃけ自分らで動いたからね」と告白。また暮れの酉は2024年への懸念を口にしつつも、「昨年10月くらいから動き出しているはず」と告げると、「してます、マジで!」と声を張った田中を筆頭に、メンバーは含みのある笑顔を見せたり、拍手をしたり。そしてわずかな隙に噛みしめるように頷く姿があった。詳細を知ることはできないが、ついさっきまでの表情と少し変化していたのが印象的だ。

 今年元旦、毎年恒例のじゃんけんに勝ち2023年のリーダーに就任した森本が、この“じゃんけん制度”について聞くと、「誰もリーダーじゃない」という結果に。柔軟性と独創性はあるが統率の星はないという。これには思わず笑いがこぼれてしまったが、ストイックな俳優型に京本、松村、森本。バラエティや柔軟性の星を持つのが田中、髙地、ジェシーの3人。この3人について京本が以前“バラエティ三銃士”と名づけていたが、的を射るネーミングセンスに再びしびれる結果でもあった。

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