SixTONES 森本慎太郎、相次ぐ芸人役で見せる情熱 徹底した役作りと圧倒的な存在感が好評

 森本はSixTONESのラジオ番組『SixTONESのオールナイトニッポンサタデースペシャル』(ニッポン放送)4月15日放送回で役作りについて語っていた。山里を演じるにあたりプレッシャーを感じていること、そして“妬み嫉み”が原動力になっている山里とは真逆の性格であると自身を照らし合わせた。山里の著書や出演番組、ネタなどから喋り方や表情を研究。台本を読んでセリフ回しに迷った際には、山里に相談し、山里直伝のボイスメモを基にアクセント等を習得しながら山里の特徴を掴んでいったという。さらに森本は「山里亮太に蝕まれてると言っても過言ではない」と言い表したように、山里の持つ“妬み嫉み”をリアルに体感。実際に若林役を演じる髙橋の出演番組の出演時間を比べ始めており、この先SixTONESメンバーに対しても嫉視してしまうのではと懸念するなど、率直な気持ちを語った。山里のエッセンスを抽出し、それを投影した解像度の高い演技の裏側には、蝕まれるほどのものがあった。リスナーとしても、最初に目にしたビジュアルをはじめ説得力ある演技の根源の一端に触れ、改めて役者としての本気度と凄みを感じたのと同時に、そうした感情を流してしまうことなくキャッチし、素直にラジオで語る様子にさらに彼に惹きつけられた。

 デビュー前には『私立バカレア高校』(日本テレビ)や『GTO』『幽かな彼女』(ともにフジテレビ系)と、制服を着崩すのがトレードマークのような少々やんちゃな学生役を経て、『監察医 朝顔』(フジテレビ系)では若手刑事を爽やかに演じてみたり、『武士スタント逢坂くん!』(日本テレビ系)ではふんどしで相撲をとってみたり。そして“森本が大丸”との呼び声も高かった『ナンバMG5』(フジテレビ系)でのヤンキー役を経て、今回の芸人役へ。個性的でインパクトの強い役柄でも負けることなく存在感を発揮してきた森本。本作を経て俳優としてまたひとつ熱く、厚く層を重ねる森本の、俳優としてのこの先が楽しみでならない。

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