森本慎太郎、持ち前の明るさでグループを照らす存在に SixTONESの2023年リーダー就任に寄せて

 大晦日の『NHK紅白歌合戦』に、『ジャニーズカウントダウン2022→2023』への出演と、今年も年またぎの活躍ぶりを見せたSixTONES。2023年もカウントダウンコンサートの舞台裏でメンバー6人による、SixTONESのリーダーを決めるじゃんけん勝負が行われた。

SixTONES - 2023あけおめ- 恒例のリーダーはこいつだジャンケン‼︎

 その様子は1月1日にSixTONESの公式YouTubeチャンネルで公開されている。まずはじめに田中樹が「リーダーによって今年のSixTONESの進め方はそれぞれ決めていいから」とリーダーの特権を伝えると、2022年のリーダーである髙地優吾が王冠の返還の儀式(エア)を見せた。やる気に満ちた6人が勢いよくじゃんけんをした結果、森本慎太郎が勝利。2023年のSixTONESのリーダーに就任した。勝敗が決まった瞬間、手を高く突き上げたまま笑顔を見せた森本は、豪華絢爛な衣装も相まってその表情はなんとも頼もしく、大ぶりな王冠が見えるかのような貫禄もあった。

 森本はジェシーと共にファンの間で“末ズ”と称されるように、グループでも最年少メンバーにあたる。とはいえ、2006年の入所以降、幼い頃からジャニーズJr.のなかでもひときわ目を引く、存在感のあるメンバーのひとりだった。以前放送された『RIDE ON TIME』(フジテレビ系)や雑誌『Myojo』(集英社)2020年10月号掲載の一万字インタビューでは、自身のキャリアを振り返り、いうなれば“光と影”を告白。エピソードからは一筋縄ではいかない芸能の世界の厳しさを感じたが、それと同時にメンバーをはじめ周囲の人々から厚い信頼が寄せられていること、それに応える情に厚い森本の人柄も伝わってきた。

 SixTONESはデビュー前後に、様々なバラエティ番組に6人で出演したのだが、お笑い芸人を前に尻込みする様子もなく率先して切り込み、メンバーや共演者、そして視聴者にも抱腹絶倒レベルの笑いをもたらしていたひとりが森本だ。ジャニーズJr.として最後のステージとなったライブツアー『TrackONE -IMPACT-』のラストには、感極まるメンバーを抱擁するかのように受け止める姿も。また、2021年5月には、森本の一声によって結成6周年を祝うスペシャル月間がスタート。ファンとしても楽しみと、応援してきたことへの手ごたえや充実感、達成感を得られる場となった。ソロで出演する『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)でも昨年はさらなる活躍を見せ、重機の操縦ライセンス取得にあたっては、城島茂を思いやる心が原動力になっていたのも感慨深い。

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