日向坂46 松田好花&河田陽菜、ラジオを通して広がる活躍 “クレバーな展開力&不思議ワールド”は『ANNX』をどう盛り上げる?
日向坂46の二期生・松田好花が、4月20日24時から放送の『日向坂46・松田好花のオールナイトニッポンX(クロス)』(ニッポン放送)で初単独パーソナリティを担当する。一夜限りの特別番組という条件に加え、同期メンバーの河田陽菜がゲストとして登場する予定で、おひさま(ファンの総称)も放送を楽しみに待っていると思うが、本稿ではオンエアを前に、2人のトークに関する魅力について掘り下げてみたい。
松田は元々ラジオ好きとして知られ、2021年から『ひなこい presents 日向坂46松田好花の日向坂高校放送部』(ニッポン放送)のパーソナリティを担当している。冠番組『日向坂で会いましょう』(テレビ東京系/以下、『ひなあい』)でMCを務めるオードリーのラジオ番組『オードリーのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)のヘビーリスナーでもあり、以前、若林正恭から「日向坂46の中ではハガキ職人1位」と称されたハガキ投稿力で『ひなあい』を盛り上げた。「放送作家的な視点を持つ」と評されたこともある、クレバーなメンバーだ。
ラジオ番組ではゲストを呼ばない“ソロ回”でも安定した力を発揮している。時に感情が乗るシーンもあり、情景が浮かぶようなトーク術は見事。伝えたいことが明確な上、構成力が高いということだろう。
ゲストを迎えた回でも“上手だな”と思うことは、松田の「展開力」。例えば、『オードリーのオールナイトニッポン』で東京ドームイベント開催(2024年2月18日)が発表された後のSHOWROOM配信では、「つい寝過ごしてリアルタイムでの放送を聴き逃してしまったこと」「関係者席では見たくない」「ラジオ番組発のイベントが東京ドームで開催できることのすごさ」「オードリーへの感謝」などを語った。途中では力を込めすぎて「熱くなってきた」と語る場面も。さらっと、ひとつの情報で話題を広げられる力は、以前から松田が得意とするものだ。
一方の河田は、今年4月からラジオ番組『ローソン presents 日向坂46のほっとひといき!』(TOKYO FM)の新パーソナリティに就任。持ち前のキャラクター通り、ほんわかした放送を楽しむことができる。
とはいえ、ラジオではハキハキと喋る河田の姿も。天然っぷりが魅力の愛されキャラだが、初めてひとりで臨んだ『ほっとひといき!』(4月7日放送)ではマシンガントークを展開した。冒頭で「私、よく“カワダ”って言われるんですけど、これは本当に言いたいです! 私は“カワタ”です!」「得意なことはないんです。5年くらいアイドルをやってるんですけど、好きなこともない(笑)」「昔は一匹狼に憧れていた」などと独自路線の自己紹介を行い、さっそくリスナーを“河田ワールド”へ引き込んだ。河田をよく知る人こそ、「こんなに流暢に喋れるんだ……」と驚いたことだろう。とはいえ、キュートな語り方は健在で、河田の飾らぬ魅力が改めて伝わった瞬間だろう。