二宮和也、Twitter運用もエンタメにしてしまうプロデュース力 SNSを通じて直接受け取るファンからの声
「リプ欄も私は見てますから、安心していただきたい」
遊び心といえば、リンク先が風間のプロフィールになっている件についても、その狙いが放送内で明かされた。二宮と風間が旧知の仲であることは広く知られているところ。そして、二宮と風間は1983年6月17日生まれ、東京出身、A型というところも同じということで、プロフィールとしては「間違ってはいない」「合ってる情報のほうが多いから!」と主張。ただ「ビジュアルと名前が違うだけ」と言うのだが、「そこが1番大事なのに」というツッコミ待ちとも言える余白も、“ニノ”節の魅力といえる。
またニクいのが、この風間のプロフィールサイトに飛ぶ仕掛けについて「わかる人は、あ本物なんだってわかってくれるから」とファンを信頼してのことだという点だ。さらに、膨大な量のコメントが寄せられるリプライ欄についても「私は見てますから、安心していただきたい」という。
以前、YouTubeチャンネル『ジャにのちゃんねる』にて「#37【夏休みSP】日本の夏、ジャにのちゃんねるの夏~9/10~」の概要欄でも「終わるのが寂しいとコメントで拝見しました!そう言ってもらえて嬉しい限り」とコメント欄に目を通していることを述べていたのを思い出す。文字通りコメント欄に目を通し、どれほど楽しまれているのか、ファンがどんなものをもとめているのかを、チェックしながらコンテンツを作っているのがわかる。
二宮がSNSで実現したかったこと。それは、“二宮和也個人”としてダイレクトにファンを楽しませる場を提供することだったように思う。公式マーク(認証バッジ)について「価値はあるんだけど、俺は今楽しもうと思って」と話していたのもそうだ。最初から公式マークがついてしまうと、どうしても大きなものを背負っての発信になってしまいそうになる。
『ジャにのちゃんねる』も「ジャニーズ公式チャンネル」とはいえ、明らかに公式で作られたものとは違った雰囲気を醸し出していた。その“非公式感”が視聴者との距離がぐっと縮めたとも言える。いまや『24時間テレビ』(日本テレビ系)のメインパーソナリティーに起用されるほど、まぎれもなく公式なものになったとはいえ、やはりその作りはどこか“非公式”のいたずらっぽさが漂うのは、その最初の印象があってこそ。
えーっと。
今日まだ誰からもLINE(連絡)が
来ません。
Twitterっていいな。それがない。
つぶやくのはタダだし、勝手だもんね。
へへへへへへへへへへへへへ。— 二宮和也 (@nino_honmono_j) March 31, 2023
Twitterのアカウント開設も、SNSの良さを使って今までできなかった形で、ファンも自分自身も最大限に楽しめることを……そんな意図があったのだろう。例えば3月31日の投稿を見てもそう。「えーっと。今日まだ誰からもLINE(連絡)が来ません。Twitterっていいな。それがない。つぶやくのはタダだし、勝手だもんね。へへへへへへへへへへへへへ。」このツイートには、なんと23.4万件以上のいいねがついた。こんな気軽な繋がりを楽しめるのも、Twitterという場ならでは。
皆ーおはよー
— 二宮和也 (@nino_honmono_j) April 4, 2023
毎朝の「皆ーおはよー」のツイートにも、二宮がひとりの人間としてファンと同じ1日を過ごしているのだという実感が湧くではないか。そこに、たくさんのファンからのリプライがつく。その言葉たちを糧に、きっと二宮はまた新しい仕掛けを考えてくれるに違いない。次はどんなシナリオで私たちを楽しませてくれるのか。SNSプロデュース力に長けた二宮のTwitterから、ますます目が離せない。
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