JO1、BUMP OF CHICKEN、Lucky Kilimanjaro、上野大樹……4月5日リリースの新譜4作をレビュー
Lucky Kilimanjaro『Kimochy Season』
止めどなく起こる変化にアジャスト/アゲインストしながら、喜怒哀楽、すべての感情を享受し、心と身体を気持ちよく躍らせる。ライブの規模を拡大し続け、音楽シーンにおける存在感を強めている“ラッキリ”の新作は、2023年における理想的なダンスアルバムとなった。快楽に身をゆだねることを是とするポジティブな在り方を描き出した「Kimochy」、トライバルなビートが聴く者にフィジカルな熱を与える「Heat」、しなやかなギターカッティングを軸にしたバンドサウンドと山々の生命力にあふれた紅葉が結びつく「山粧う」など、まるで季節を巡るように並べられた楽曲はまちがいなくあなたの日常をよい方向に導いてくれるはず。生のグルーヴとハウス、テクノの融合のバランスも絶妙。(森)
上野大樹『新緑』
この春、メジャーデビューを果たすシンガーソングライター・上野大樹の1stアルバム。2枚組のうちDisc1は、出会いと別れをテーマにしたセンチメンタルなバラード「新緑」や、新たな環境を前に期待と不安がないまぜになった複雑な感情を歌う「ざわめき」、爽やかなバンドサウンドに一歩踏み出す人の背中を押すメッセージを込めた「夏風を待って」など6曲の新曲で構成。またDisc2では、ドラマ『今夜はコの字で Season2』(テレビ東京)の主題歌に起用された「面影」などインディーズ時代に発表した8曲を収録。聴き手の心に寄り添うような穏やかさを持つ一方で、ヒリヒリとした繊細な感情も体現する歌声は上野の持ち味のひとつ。次世代を担う才能からの、名刺代わりの1枚として要チェックだ。(渡部)
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