丹生明里センター初抜擢、影山優佳&上村ひなのが両隣へ “新しい日向坂46”を示す「One choice」フォーメーション

 日向坂46が4月19日にリリースする9thシングル『One choice』表題曲のフォーメーションが発表された。センターに選ばれたのは、二期生の丹生明里。フロントメンバーには三期生の上村ひなの、今作の活動をもって卒業することを発表している一期生の影山優佳らが抜擢された。

 坂道グループにとってシングルが発売されるたびに行われるフォーメーション発表は、グループの顔となる表題曲のセンターが発表されることもあって、活動の中でも特に注目度が高まる瞬間だ。乃木坂46がシングルごとにメンバーを選抜/アンダーに区分し、それぞれで異なる活動を行うシステムを採用している一方、日向坂46は全員体制で表題曲を作ってきている(今作「One choice」に関しては、加入したての四期生は参加していない)。もちろんグループを構成する人数の差はあるが、そういった積み重ねが、“箱推し”のファンを多く生んだ要因のひとつにもなっているだろう。なお、これまで発表されたシングル表題曲でセンターを務めたのは小坂菜緒(5回)、加藤史帆、金村美玖、齊藤京子といった面々。丹生は二期生として3人目のセンター抜擢となった。

 そんな彼女は、「にぶちゃん」の愛称でファンやメンバーから親しまれている人気メンバーの1人だ。天真爛漫なアイドルとしての魅力を兼ね備えていて、リアクションが大きく、バラエティ番組などソロでの活躍も目覚ましい。一方で、切ない楽曲を披露する際の表現力にも定評がある。これまで「ドレミソラシド」「君しか勝たん」「ってか」で、表題曲のフロントメンバーも経験している。実績も十分だ。

 フォーメーション発表が行われた、3月19日放送の冠番組『日向坂で会いましょう』(テレビ東京)で、センターに選ばれた丹生は「いろんな感情があり過ぎて……頑張らなきゃっていう気持ちと、いけるかなっていう気持ちと、やるしかないっていう気持ちが混ざり過ぎてびっくりでした」と赤裸々な心境を明かしつつ、「個人的にすごくハッピーな明るい感じでいきたいなと思っていて。みんなが見ていて笑顔になるようなシングルにしたい」と願望も語った。直近3作の表題曲「ってか」「僕なんか」「月と星が踊るMidnight」では、どちらかと言うとクールなメンバーの表情が印象的だったことを思えば、笑顔がトレードマークの丹生をセンターに迎えたことで、また新たな日向坂46の形が提示されることにも期待できるだろう。

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