Little Glee Monster、超特急、アンジュルム、秦 基博、中島美嘉……3月22日リリースの新譜5作をレビュー
秦 基博『Paint Like a Child』
タイトル『Paint Like a Child』の由来は、「ようやく子供のような絵が描けるようになった」というピカソの晩年の言葉。「泣き笑いのエピソード」(NHK連続テレビ小説『おちょやん』主題歌)、「残影」(ドラマ『六本木クラス』(テレビ朝日系)挿入歌)といった幅広いポピュラリティを持った楽曲から、ダブステップ、トラップ、ヒップホップなどが混ざり合う「Dolce」、2022年の東京の雰囲気、そのなかで芽生えたリアルな感情をダイレクトに刻んだ「2022」まで幅広いテイストの楽曲を収録し、リリックとサウンドメイクの両面において、自由奔放なクリエイティブが散りばめられた作品となった。多様性を増す作風をしっかりと束ねているのはもちろん、凛とした強さと懐の深さを併せ持ったボーカルも魅力的な1枚。(森)
中島美嘉『Beyond』
全曲の作詞・作曲・プロデュースを自ら担当したアルバム『I』によって、シンガーとしての進化とクリエイターとしての資質を示した中島美嘉。ニューシングル表題曲「Beyond」(アニメ『魔道祖師 完結編』TOKYO MXほか オープニングテーマ)では、国内外のアーティストの楽曲を数多く手掛けるCarlos K.とのコライトによって、新たな表現を切り開いている。軽やかさと切なさを併せ持ったピアノに導かれるのは、強さと慈しみ、大らかなスケール感を併せ持ったボーカル。長い時間を越え想い続ける2人の“運命愛”をテーマにした歌詞は、アニメのストーリーと寄り添いながら、普遍的なラブソングとしても成立している。メロディと歌詞に深みを与えるコーラスワークにも注目してほしい。(森)
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