稲垣吾郎・草彅剛・香取慎吾、『ななにー』で再び叶った今田耕司との共演 小気味よいチームプレーで巻き起こした爆笑の渦

 そして草彅が気に入ってずっと背負っていたリュックも、そのままにはしておかない。別室に移動した先で会ったお笑いコンビ・ニューヨークの屋敷裕政が、黒いリュックを持っていることを知ると「ええリュックあるで!」と、リュックをスタッフに持ってこさせるのだった。

 屋敷のリュックはポーターで数万円するもの。対して、草彅がセレクトしたリュックはドン・キホーテで3900円。ブランドや値段は全く違うのに、隣に並べると狙ったように似ている2つのリュックに「もう変えようぜ! 慎吾ちゃん入れ替えてよ」と吉本らしい勢いで、中身を入れ変えていく今田。あまりにもそっくりな作りに「同じところに同じものが入る」と大爆笑が巻き起こる。

 今田の指示を受けてサクサクと入れ替え、背負わせるところまでそつなくこなしていく仕事の早い香取。しかし、そっくりに思えたリュックだったが、背負ってみると肩の部分が分厚く、なんだか違和感がすごくある。「ライフジャケットか?」とツッコミを入れる屋敷に、草彅が涙が出るほど大笑いしてその場を盛り上げ、この温度感のままその場を退散しようと促す香取。

 そして、一連のやりとりを静かに見守っていた稲垣は、ちゃっかりEXITの兼近大樹が持ってきたリュックに注目して「ポーターもらえたね」とつぶやき、今田が「わらしべ長者だよ!」と締めくくる。そんな生放送とは思えないほど小気味よいチームプレーに、これが長年培われてきたバラエティ力かと感服してしまった。

 スタジオでの落ち着いたトークも楽しいが、ロケ先で巻き起こる偶然を笑いに変えていく姿も彼らの底力が引き出されていくようで面白い。また、そこに今田のような「俺、なんでも褒めてしまうねん。そっちの芸風やねん」と3人の自由なスタイルを肯定して伸ばすタイプの先輩がいると、より一層笑いが広がっていくように思えた。2023年、それぞれ忙しい日々を過ごす3人と今田だが、またぜひ自分たちでも腹を抱えて笑えるようなロケを見せてほしいものだ。

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