稲垣吾郎・草彅剛・香取慎吾、『ななにー』で再び叶った今田耕司との共演 小気味よいチームプレーで巻き起こした爆笑の渦

『7.2 新しい別の窓 #60』より(画像=(C)AbemaTV,Inc.)

 今田耕司が、稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾によるレギュラー番組『7.2 新しい別の窓』(ABEMA ※以下、『ななにー』)に初めて出演したのは、2020年の元日放送だった。2019年の年末は、稲垣・草彅・香取が『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ系)の大晦日スペシャルに出演。あのころは3人が地上波テレビに出演することそのものが大きな話題になる、そんなタイミングだったことを思い出す。

草彅主演のドラマネタで笑い合える2023年の春

 今田とのホンネトークも、芸能界の風向きが変わりつつあることを確かめ合うような内容だった。あれから3年。ご存知の通り芸能界どころか社会全体が大きく変わった。残念ながら「2020年はどんどん共演していこう」と話し合った3人と今田の共演は、なかなか叶わなかったが、それもそもそも人と会うことも難しい事態になってしまったから。

 そんな世界的パンデミックも落ち着きを見せ始めた2023年の3月。満を持して、再び今田が『ななにー』に遊びに来た。いや、今回は3人が遊びに行ったというほうがしっくりくるだろうか。今田のホームである吉本興業の東京本部に3人が向かったからだ。

 以前と違うのは、場所だけではない。3人と今田のトーク内容も大きく異なる。かつては「地上波テレビに3人がもっと出るようになるのでは」「何かそういうからくりがあったの? 吉本からめないみたいなことがあったの?」などという話が中心だったが、そんな“からくり”はとっくに過去のものになっているようだった。

 2020年からは吉本興業所属のEXITが『ななにー』ファミリーにもなり、3人は『ワルイコあつまれ』(NHK Eテレ)という新たなレギュラー番組もスタートさせた。それぞれドラマやバラエティ、CMと、テレビで見かける機会もグッと増えた。

 そして今、草彅が主演するドラマ『罠の戦争』(カンテレ・フジテレビ系)が絶賛オンエア中だ。今田も草彅を見つけるやいなや「ロケをするなんて聞いてないぞ。どういうことなんだ? 鷲津!」と作中の登場人物・犬飼孝介(本田博太郎)の言い回しを真似て声をかける。

 すると、草彅もすぐに察して「犬飼さん! 今日は『ななにー』で来てるんですよ」と、鷲津モードで受けていく。こんな即興コントのようなやりとりが繰り広げられるのも、多くの人が草彅の出演するドラマを見ているからこそ。そんなテレビスターらしいイジられ方をする姿に、なんだか心がホカホカした。

単なる「差し入れ」で終わらないチームプレーの笑いも

 一方で、今田はEXITのりんたろー。らと舞台『正偽の芸能プロダクション』の稽古真っ只中。今回やって来たのも、今田に陣中見舞いを差し入れしようというのが大きな目的だった。その買い出しを担当したのは、舞台経験豊富な稲垣&草彅だった。

 「差し入れ」と言えば、みんなで口にできる食べものなどを想像していたのだが、決してその枠には収まらないのが彼ららしいところ。普段から健康マニアな2人。その上“舞台は体が資本!”というモットーから、2人がカゴに入れるのはガンタイプの小型マッサージ機や筋膜リリースローラー、腹筋を鍛えるローラー、さらには赤いパンツと健康を意識したグッズばかり。

 また、なかには稲垣が「ワークショップ的に共演者と親しくなれる」と選んだバトミントンや、「絶対持って帰りたいっていう人がいるから」と譲らなかった黒いリュックも。なんとも自由な発想で詰め合わされた差し入れを、今田に手渡す。

 さぞやキレのあるツッコミが見られるのかと思いきや、「これ良いじゃない!」とまさかの全肯定。あのバドミントンも「ちょうど共演者との絆を深めたかった」ところだと喜ぶ。「さすがに赤いパンツは……」と思ったら、「ちょうどパンツ赤にしようって2023年に決めたとこや!」と、こちらもクリーンヒット。そして買い物中にも、そのネーミングで笑いを誘った「静ゴロー」という名前の腹筋ローラーも、ちゃんと見逃さない。「え、出したの?」というフリに「会社に内緒で!」とノリノリで返す稲垣&草彅がなんとも楽しそうだった。

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