櫻坂46 三期生メンバー紹介(最終回):村井優&山下瞳月 高いダンススキルと真逆の個性でグループを牽引する2人に?
櫻坂46に新たに加入した11名の三期生のうち、学業の都合により発表が遅れていた2名が先日明らかとなった。本稿では、櫻坂46の公式YouTubeチャンネルに投稿された2人のVlogと、合わせて公開されたドキュメンタリーをもとに紹介する。
村井優(むらい ゆう)
1人目は東京都出身、高校3年生18歳の村井優。村井の魅力は何と言ってもダンススキルである。小さい頃からバレエとダンスを習い、踊ることやステージに立つことが好きだったと話す。その言葉に迷いはなく、堂々とした表情から経験値の高さがうかがえる。ロックダンスから、ヒップホップ、ハウス、R&Bなども踊れるそうで、これだけ多彩なジャンルを踊ることができれば、櫻坂46の持つ様々な方向性の楽曲にも難なく対応できるだろう。
一方で、ステージから一歩離れれば、その姿は18歳の少女そのもの。学校帰りに友達とよく来たという、思い出深い東京・立川グリーンスプリングスをゆったりと歩きながら話し始める。眺めが良いという場所に到達すると「お見せしますね」と丁寧な口調で美しい富士山を映した。
村井は進路を悩んでいた頃に、母に勧められてこの三期生オーディションを受けたという。そして「嬉しさと不安な気持ちが入り混じっている」と現在の複雑な心境を明かした。曰く「みんなより遅れてしまって焦りや悩みもある」というが、そんな中でも前を向けたのは、メンバーの存在があったからなのだとか。最後はファンへ向けて「お会いできるのが楽しみです」と期待をのぞかせた。
喋る様子からはおっとりとした柔らかさを感じるが、ダンスする姿は“バッキバキ”。そのギャップは、まさに櫻坂46というグループの魅力と一致する。高難度の振り付けが多いこのグループに、強力な即戦力となりそうだ。
山下瞳月(やました しづき)
2人目は京都府出身、18歳の山下瞳月。京都・平安神宮の庭園を散歩しながらの撮影となった山下は、途中で鳥の鳴き声に敏感に反応してあどけない笑顔を見せた。池を渡りながら「私、これ渡ってるんです」と可愛らしくレポートする様子も印象的。渡り終えると「ちゃんと櫻坂46に対する気持ちを込めて渡りました」と力強くポーズを決めた。好きな食べ物はラーメンと激辛料理。ラーメンはとんこつ味の細麺派で、過去に最高で5杯食べたことがあるらしい。このあたりは今後バラエティ番組などで掘り下げてほしいところだ。
山下は、櫻坂46が歌番組でパフォーマンスしている時に二期生の田村保乃に一目惚れしたらしく、アイドル好きゆえにファンが求めることも手に取るように分かるのかもしれない。また、「誰かのためになれる仕事に就きたい」と思っていたため、科捜研(科学捜査研究所)の研究員や警察官にも憧れていたという。「私自身アイドルに助けられた部分が多い」とアイドルという存在に対する思いも語った。
周りのメンバーと比べると2カ月ほどお披露目が遅れてしまったが、これを機に「気にせず活動できることが嬉しい」と今後への期待を口にする。「これから精一杯頑張りますので、よろしくお願いします」と言うと、最後はぺこりとお辞儀し、視聴者へ向かって手を振った。