山田と知念の関係といえば、山田が知念の王子様のようなポジションだった印象の人も多いのではないだろうか。ご飯を食べに行けば必ず山田が支払いを済ませ、知念に財布を出させないこともよく知られている。しかも、そんな山田のことを「財布」と呼ぶなど、知念の小悪魔っぷりも微笑ましく映った。

　この2人の関係性は星の動きも放っておけないようだ。12月25日に放送されたバラエティ番組『スクール革命！』（日本テレビ系）でレギュラー陣の運勢を調べたところ、「2023年は山田が知念をサポートすると、知念の引きこもり星が解消される」という結果になった。しかし、山田は個人的に2023年はさらに多忙になるということも判明。これにはアンタッチャブル山崎弘也が「どっち取るのよ、仕事と知念くん！」と聞かずにはいられない。知念も「仕事と知念、どっちが大事なの？」と迫られ、山田も「それは、知念だよ」と答えるという名場面も生まれた。

　こうした“知念をサポートする山田”という構図が、“やまちね”のスタンダード。だがSNSが解禁され、彼らの素のやりとりを見ているとその関係性が一方通行ではないことがわかる。山田にとっても知念はしっかりサポートしてくれる存在なのだと。

　例えば、山田が二宮和也らと運営しているYouTubeチャンネル『ジャにのちゃんねる』の動画「#174【ライブルーティン】こうやって山田は作られてるの巻」でも、知念の姿が映り込んでいた。ライブ前の様子を記録する山田の後ろに立って、ただその様子を見守る“置物”として登場する。ただそうして近くにいるだけでも、1人でカメラを回す山田にとって、どれほど助かったことだろうか。さらに黙々とメイクをする山田の映像が、後ほど早回し編集されると考え「ゆっくり動いたら僕だけ普通に動いてるように見えるかな？」と、後ろでゆっくりとダンスを踊ってみせる。そんな知念を「バカでしょう？」なんて言いながらもニコニコせずにはいられない。その皆まで言わずとも伝わる温かな空気感にこそ“やまちね”の真骨頂を感じた。

　また山田のYouTubeゲーム実況チャンネル『LEOの遊び場【山田涼介】』の動画「カメラマン（知念）とCRストア行ってきた！」では、タイトル通りカメラマンとして知念が参加。しかも、この日知念はオフだったというから驚きだ。まるで山田と2人で買い物をしている場に同行しているようなカメラアングルでファンを大いに喜ばせた。

　この『LEOの遊び場』については、ラジオ『Hey! Say! 7 UltraJUMP』（2022年6月16日オンエア）でも、知念とご飯を食べたときに「カメラの調子が悪い」と話したところ、突然自宅に「これさ、カメラ」と自分が使っていた高級カメラを「僕はこれ使うことないし、涼介のほうが使うでしょ？」と持ってきてくれたのだと報告。加えて、コード、キャプチャーボードも購入して届けてくれるという気遣いも。「どうですか、みなさん。こんな経験ありますかー？　知念侑李がウーバーイーツしてくれましたー！」と嬉しそうに話していたのを思い出す。

　あくまで自分が楽しんでいるだけ……というさり気なさで山田を支えてきた知念。その知念の優しさを当たり前にせず、ずっと感謝を続けている山田。そうして、する
し、この15年以上共に歩んできた。そんな“やまちね”コンビを尊く感じるファンが多いのも納得だ。今後も、変わらぬ友情で私たちの心をホッコリさせてほしい。