つばきファクトリー、変化していくグループの中で見つけたものとは? 浅倉樹々から継承されるプロ意識

つばきファクトリー新メンバーインタビュー

浅倉さんの姿を胸に活動していきたい(福田)

――今回のシングルで浅倉樹々さんの卒業が予定されています。実感はありますか?

つばきファクトリー『スキップ・スキップ・スキップ』Promotion Edit

豫風:浅倉さんが最後に撮影したMVが「スキップ・スキップ・スキップ」のリップシーンだったんです。それまでははまだ卒業は先だなと思っていたのに、本当にラストのリップシーンをメンバー全員で見届けたから、あぁこれでもうリップシーンを見ることはないんだ、今のでさよならなんだ、と、そこで浅倉さんの卒業を実感しました。

福田:私は、今回のシングルのどの曲の主人公を浅倉さんにしても合うなと思っていて。「間違いじゃない   泣いたりしない」は浅倉さんが今までやってこられたグループ活動がこれからの人生の糧になるよ、と背中を押すような楽曲になっていると思いますし、「スキップ・スキップ・スキップ」最後のアイドルらしい浅倉さんを見ていただける楽曲。そして、浅倉さんの声をたくさん聴いていただける「君と僕の絆  feat.KIKI」がシングルに入ってることも嬉しいです。特に「君と僕の絆  feat.KIKI」はメンバーから浅倉さんへのメッセージ、浅倉さんから私たちに対しての手紙のような楽曲だなと感じています。だから、本当にすべての楽曲が浅倉さんの卒業へ繋がるな、と。ライブでは浅倉さんのことがいつも頭に浮かんで、これからの浅倉さんはどんな人生を歩まれるのかなと思いながら歌っています。

つばきファクトリー『君と僕の絆 feat.KIKI』Promotion Edit

河西:「君と僕の絆  feat.KIKI」のMV撮影でメンバー一人ひとりが浅倉さんと抱きつくシーンがあったんですけど、そこで卒業を実感しました。浅倉さんがフィーチャーされている楽曲なので感動的なシーンもあって、撮影するときにメンバーも泣いてしまうことがあったり……。背中を押してもらえるような歌詞なので、私たちも浅倉さんを笑顔で見送れたらいいなって思います。

八木:私は、最近まで浅倉さんが卒業する実感があまりなくて、浅倉さんがいないつばきファクトリーがあまり想像できていなかったんですけど、浅倉さん卒業コンサート用の生写真を一緒に撮ったりすることで実感が湧いてきて。でも、浅倉さんがいなくなった後のことを想像できない自分がいます。

――浅倉さんがグループに与えていた影響は大きいと思うのですが、卒業後、つばきファクトリーはどう変わると思いますか?

福田真琳
福田真琳

河西:浅倉さんがつばきファクトリーのグループイメージを担っていた部分も大きいと思うので、今後はメンバー一人ひとりがつばきファクトリーのイメージを作っていくのかなと思います。かっこいい楽曲が得意なメンバーだったりとか、逆にかわいい楽曲が得意なメンバーだったりとか、本当にいろんなメンバーがいるので、その楽曲ごとにメンバーがフィーチャーされていくことが多くなるかもしれないですね。

豫風:色々なジャンルの楽曲に挑戦する中で、オールマイティな表現ができるグループになってきたと感じています。これからは、今まで得意だった切なさや儚いイメージだけじゃなくて、つばきファクトリーにはいろんな一面があるんだよって知ってもらいたいです。

福田:浅倉さんっていつもつばきファクトリーのことを思って活動してくださっているのがすごく伝わってきて。なので、浅倉さんが卒業された後は、その意思を継ぎたいっていうメンバーが増える気がしています。浅倉さんは本当にアイドルの鑑のような存在で、すごく努力家なのに謙虚な方だったので、卒業された後も私たちに見せてくれたそういう姿を胸に活動していくんじゃないかなって思います。

――“浅倉イズム”みたいなものがあったんですね。

福田:そうですね。いつも努力されてる姿を見てきたので、良い経験ができたと思います。本当に浅倉さんはかっこいいです。

いつかはハロプロダンス部に入りたい(八木)

――最後に、グループとしても個人的なことでも、これからの目標はありますか?

河西:私たちは声援があるコンサートを体験したことがないので、それを体験してみたいなと思います。あとは、つばきファクトリーとしては前作の9枚目シングル(『アドレナリン・ダメ/弱さじゃないよ、恋は/アイドル天職音頭』)でオリコン1位を取れたので、今回のシングルでもオリコン1位を取る勢いで頑張りたいです。浅倉さんが卒業して11人体制になった後も、もっともっと多くの方に知っていただけるように頑張りたいなって。歌番組にも出演してもっと外部へのアピールをしていきたいです。

八木:つばきファクトリーとしては、まずは浅倉さんの卒業をしっかりと見届けて、そこから11人になったときに魅力が減ったと思われないように頑張りたいなと思っています。個人としてはパフォーマンス力を上げていきたいです。歌はもちろん、ダンスをもっと得意にしたいなと考えていて、個人的にダンス教室レッスンに通ってダンス力を高めている最中です。いつかはハロプロダンス部(ハロー!プロジェクト所属メンバーから選抜されたダンス好きによるユニット)に入りたいです。

福田:おおー!すごい!

河西:初耳だった!

八木:初めて言いました(笑)。頑張りたいです!

福田:私は、グループとしては、今後もっともっと大きな舞台に立ちたいっていう目標があって。でも言うだけでは叶う夢ではないので、そのための活動を頑張っていきたいなっていうのが今の目標です。一つひとつの活動を大事にすることでつばきファクトリーを深く愛してくださる方も増えると思うので、個々の活動にちゃんと熱心に取り組むことが大切かなと思います。本当につばきファクトリーって魅力的な楽曲がいっぱいで、その楽曲がまだ世間に知られていないのはもったいないなって。だから地上波の音楽番組にも出て、みんなに知っていただきたいというのがグループとしての目標です。個人的な目標としては地方の方にもっと知っていただきたいっていう想いがあります。私は長崎県出身なんですけど、長崎ではまだつばきファクトリーのことを知らない方も多くて。でも長崎の五島は椿の花で有名なので、いつか五島でつばきファクトリー全員でお仕事がしたいです。

豫風:ハロー!プロジェクト自体は知ってるけど、つばきファクトリーはよく知らないという方もいると思います。だからもっとたくさんの人に知ってもらえるようになりたいです。まだグループのことを知らない人たちにも魅力をちゃんと伝えられるように、日々のお仕事に取り組んでいきたいです。

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