乃木坂46 5期生、グループ加入から1年で遂げた成長 菅原咲月や井上和らに感じる各メンバーの変化

 乃木坂46 5期生が、2月1日にグループ加入から1年を迎えた。出だしから足並みは乱れ、強い向かい風に吹かれた期間もあったが、今こうして5期生は11人で横一列、手を取り合いながら歩みを進めている。

 「#乃木坂5期生加入1周年」のハッシュタグとともに、当日は加入から1年を記念した3つの企画が発表になった。その一つが5期生メンバーの個人ブログ開始だ。5期生がようやく11人で乃木坂46としての一歩を踏み締めたのが昨年4月。同月25日の『新・乃木坂スター誕生!』(日本テレビ系)スタート、27日の『第2回 5期生お見立て会』開催、そして28日に11人が順番に更新していく「5期生リレーブログ」が開始となっていた。今回の個人ブログでは、リスタートとして改めての自己紹介をしているメンバーがほとんどの中、筆者の目に止まったのが小川彩の「よかったら久しぶりに5期生のサイトも見てみてください!ここから始まったんだなぁ。」という文章(※1)。ペーストされているURLから久々に特設サイトに辿り着き、誘われるようにドキュメンタリー映像を見返した。

 その中で当時と今の印象が大きく違っているメンバーがいた。それが菅原咲月。「自分が笑った顔が好きじゃなくて」と明かす表情はどこか自信なさげ。同年8月にリリースされた30thシングル『好きというのはロックだぜ!』収録の5期生曲「バンドエイド剥がすような別れ方」でセンターとして立つ菅原と比べると見違えるような成長を感じさせる。『乃木坂工事中』(テレビ東京)でバナナマン設楽統から早々に「小吉」とあだ名を付けられた菅原は少々鈍臭いイメージがあるかもしれないが、5期生ではMCに立つことも多い。昨年12月に神奈川・兵庫の2都市、4公演で開催された『新・乃木坂スター誕生!LIVE』がまさにそうだ。

 彼女にとってのターニングポイントは、『真夏の全国ツアー2022』だった。「ステージに立っていたら知らないうちに自然と笑顔が出ていたんです。やっぱり何事も経験が大事なんだなって思いました。今もたまに泣いちゃいますけど、前よりも全然減りましたね」(『B.L.T.2023年1月号』より)と語る菅原は、キャプテンの秋元真夏がその成長を認め、これからに期待を寄せる一人。秋元の卒業記念写真集『振り返れば、乃木坂』内での企画のトーク相手にも選ばれている。

乃木坂46『バンドエイド剥がすような別れ方』

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