Mrs. GREEN APPLE、温かい空気の中で見せた伸びやかな姿 10周年への期待高まる『ゼンジン未到とリライアンス~復誦編~』
いいライブだったなと感慨に耽っていると、2つのことが不意に脳裏をよぎった。一つは「初のZeppツアーを開催します!」という発表に居合わせた瞬間のことで、アリーナツアーを成功させているのにZeppツアーは未経験という特殊なバイオグラフィが、フェーズ1のスピード感を物語っているように感じられた記憶。もう一つは『Utopia』での大森のMCで、「フェーズ1大好きだし、すごく楽しかった。青春でした。でも青春は終わったわけではなくて、また新しい出会いや別れを繰り返していくことが生きていくことだと思っています」という言葉。今笑い合っているこの時間も何度目かの青春で、楽しい時間はいつか終わる。そう思うと寂しくなってしまうこともあるだろう。しかし、出会いと別れが繰り返されるならば、別れのあとにはもう一度出会いがやってくる。途方もない事実も逆から見れば希望に変わる。憂いは消えずとも、“だけど大丈夫”と笑顔で日々を受け入れるひとさじの強さ。『Unity』、そして『Soranji』を経て彼らが手に入れたのはそういったものではないだろうか。4年ぶり5枚目のオリジナルアルバムのリリースや、7年ぶりの対バンライブ、3年半ぶりのアリーナツアーも控えるなど、嬉しいニュースもいくつか発表されているように、Mrs. GREEN APPLEは2023年に結成10周年を迎える。その先でも、こうしてみんなで笑っていられる予感がした。
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Mrs. GREEN APPLE、2年半ぶりライブ『Utopia』でさらけ出したありのままの心 晴れやかな音楽とともに未来へ
活動休止期間中も彼らの音楽を愛し続けたファンにやっと会えた喜び。この日を迎えるまでに3人が味わった大きな喪失感と寂しさ。それらを…
Mrs. GREEN APPLE、フェーズ2初のEP『Unity』がチャート好調 変革期経て到達したバンドスタイルからの解放
参照: 先週、初登場1位で約48.6万枚のセールスを記録したKing & Princeの『Made in』は今週4位…