Homecomings、奥行きあるバンドサウンドで1年を締めくくる 東名阪クアトロツアー『US / アス』ファイナル公演レポ
アンコールではHomecomingsの4人に加え、Laura day romanceの井上が再度ステージへ登場。井上がリクエストしたという「Hull Down」を井上・畳野のツインボーカルで届けた。演奏中には5人それぞれが顔を向け合う微笑ましい様子も見られ、お互いへのリスペクトが感じられる。観客にとっても嬉しいサプライズだったが、5人にとっても特別な時間だったのではないだろうか。コラボ演奏を終えた後、ステージに残ったHomecomingsはそのまま「I WANT YOU BACK」をパフォーマンス。軽快な曲調にカラフルな照明も相まって会場は一気に華やかなムードに。ラストには今年4月に配信リリースされた「i care」が披露され、幸せな雰囲気に満ちた中でライブは幕を閉じた。
MCで「皆の味方でありたい」と語っていたHomecomings。それは「i care」の〈あなたのこといつもどこかで気にかけているよ〉という歌詞にも繋がってくるように思えるし、福富いわく「Homecomingsのテーマ」でもあるという。毎年12月にライブを行うことは、季節イベント的な意味合いはもちろん、「自分たちは必ずライブ会場で待っている」というメッセージも込められているのかもしれない。クリスマスという特別な日の夜、訪れた一人ひとりに温かく寄り添うようなライブだった。
■Homecomingsセットリスト
1.ユーフォリア
2.Here
3.Shadow Boxer
4.ANOTHER NEW YEAR
5.アルペジオ
6.光の庭と魚の夢
7.Blue Hour
8.HURTS
9.Cakes
10.LIGHTS
11.Songbirds
En
1.Hull Down
2.I WANT YOU BACK
3.i care