なにわ男子、2022年の大躍進からさらなる高みへ デビュー~『紅白』初出場までを振り返る
そしてなにわ男子の2022年を語る上で外すことができないのが、デビュー後初となるコンサートツアー『なにわ男子 Debut Tour 2022 1st Love』だ。途中、大橋と長尾のコロナウイルス感染で一部振替公演となったが、9都市39公演というデビューコンサートとしては近年最大規模となるアリーナツアーを走り切った。また、ツアーの裏側として『連続ドキュメンタリー RIDE ON TIME Season5』(フジテレビ系)も全4回に渡って放送された。その舞台裏からは、多忙さや想定外の事態に見舞われながら、懸命に自分たちにしかできないエンターテインメントを作り上げようとする強い意志を感じた。
なにわ男子は、7人が関西ジャニーズJr.として同時期に活動してきたこともあり、特有の結束力を持っていた。それぞれの年齢やキャリアから、グループ内で自然と役割分担ができていた部分もあったかもしれない。なにわ男子としてデビューという目標を果たし、個人の仕事も大きく増える中で、グループとして何ができるか、どこを目指すか、ということを問われた1年だったように思う。
しかしこのツアーの密着を通じて、次のステップとして一人ひとりがグループに何か還元していきたいという思いが伝わってきた。多くのテレビ番組出演も、丁寧なコンサート作りも、なにわ男子を大きくしたいという気持ちで一貫しており、2022年はそれを着実にこなしてきた1年だった。特に、高橋、道枝、長尾のいわゆる年下組からは、これからグループに貢献したいという強い意欲を感じ、それはきっとグループとしての層の厚さにつながるだろう。彼らはあくまでその先の、より大きな自分たちを想像しているようにも見える。その意味で、2022年は彼らにとって、あくまで通過点だったように思う。
今年最後の大仕事として、なにわ男子は大晦日の『第73回NHK紅白歌合戦』に初出場を果たす。歌唱曲は「初心LOVE」を予定しており、なにわ男子の絶対的魅力を多くの視聴者に見せつけ、彼らの存在感がまた一段と増すに違いない。しかし、1回の出場で満足するのではなく、これを継続していくことに彼らのモチベーションはあるだろう。彼らの視点は、2023年以降のその先、アイドルとしての圧倒的高みにあるはずだ。
※1:https://www.riaj.or.jp/f/data/cert/gd.html
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