BE:FIRST、歩みを止めることなく駆け抜けた充実の2022年 『紅白』前に総ざらい

 2021年11月3日にシングル『Gifted.』でデビューしたBE:FIRST。そこから約1年2カ月。彼らにとっても、BESTY(BE:FIRSTのファンネーム)にとっても、濃密で大切な時間だったのではないだろうか。そんなBE:FIRSTの2022年の活動を振り返ってみたい。

BE:FIRST / Bye-Good-Bye -Memories of 2022-

意欲的なリリースに、栄えある受賞の数々

 1月の「Brave Generation」先行配信を皮切りに、多くの楽曲を届けたBE:FIRST。4月に配信リリースされた「Betrayal Game」は、ドラマ『探偵が早すぎる 春のトリック返し祭り』(日本テレビ系)主題歌のほか、『音力-ONCHIKA-』、『キューン!!』、『すもももももも!ピーチCAFÉ』(いずれも読売テレビ)5月度エンディングテーマとしても起用された。

 そして5月には、上記2曲も収録された2ndシングル『Bye-Good-Bye』をリリース。表題曲は『ZIP!』(日本テレビ系)内の朝ドラマ『サヨウナラのその前に Fantastic 31 Days』主題歌として、朝に欠かせない楽曲となった。また、同曲はストリーミング累計再生回数が1億回を突破。力強さだけでなく、爽やかで少し切なさもある楽曲で、彼らの表現力の幅広さを感じさせてくれた。

 夏には1stアルバム『BE:1』を発表し、グループのさらなる可能性を広げていった。メンバーそれぞれのカラーと、グループとしての強みを巧みに使いこなしている本アルバムは、オリコン週間アルバムランキングで1位を獲得。なお、3月には日本ゴールドディスク大賞「ベスト5ニュー・アーティスト」(邦楽)を受賞したほか、「Betrayal Game」が『MTV VMAJ 2022』Best R&B Videoを受賞。また、韓国発の授賞式『2022 Asia Artist Awards in Japan』では「AAA Asia Celebrity」、そして『輝く!日本レコード大賞』で「Bye-Good-Bye」が優秀作品賞に輝いている。賞なんて関係ない、という人もいるだろうが、彼らがそれだけ話題を集めたという証であり、より多くの人に名前が広がるきっかけを掴んだともいえるだろう。

BE:FIRST / Betrayal Game -Music Video-

充実のライブ活動からフェス出演まで

 昨年もファンミーティングで全国を回る機会があったが、今年は『BE:FIRST 1st One Man Tour “BE:1” 2022-2023』と題して初の全国ツアーを開催中。来年1月から2月にかけて国立代々木競技場第一体育館、大阪城ホールでの追加公演もある。彼らのYouTubeチャンネルでは、ツアーの裏側をレポートする動画もアップされており、ツアーに参加したファンはもちろんのこと、参加できなかったというファンにとっても楽しめる内容となっている。

BE:FIRST / You're My "BESTY" #28 : BE:FIRST 1st One Man Tour "BE:1" 2022-2023 Vlog Part.1

 さらに注目したいのは、フェスへの出演の多さ。BMSG所属アーティストが勢揃いした『JFL presents LIVE FOR THE NEXT 2022』や『BMSG FES ’22』だけではなく、『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2022』、『SUMMER SONIC 2022』といった日本を代表する夏フェスにも出演。ここから感じられるのは、BE:FIRSTの攻めの姿勢だ。もっと「外」の人たちにもアプローチしていきたい、もっと大きくなっていきたい、という強い気持ち。実際に、会場に足を運んだ音楽リスナーへの大きなアプローチになったのではないだろうか。きっと、ここでの経験は来年以降にも生きてくるはずだ。

BE:FIRST – 'Scream' (Live) | MTV Jammin'

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