BE:FIRST RYUHEI、若き才能がグループにもたらす化学反応 16歳の誕生日を前にその歩みを振り返る

 11月3日にメジャーデビュー1周年を迎えたBE:FIRST。当日にはTwitterを公式ジャックし、一時は世界トレンド1位になった瞬間も。注目のデビューから1年が経ち、その勢いは強まるばかりだ。そんなBE:FIRSTの最年少メンバーが、RYUHEI。11月7日に16歳となる彼の魅力に迫る。

BE:FIRST / Shining One -Music Video-

 オーディション『THE FIRST』に参加した当時のRYUHEIは14歳。しかし、年齢など関係ない。彼を見ているとそれを実感させられる。オーディションがスタートした当初から、その才能には目を見張るものがあった。安定した歌唱力はもちろん、その歌声で世界観を作り上げる。「歌がうまい人」は世の中にたくさんいるが、楽曲の世界観を歌声で表現し、聴いている人の心を掴む。そんなことができる人は多くないだろう。

 RYUHEIの歌声は、SKY-HIの心も掴んだ。「才能を見つけてしまった」というSKY-HIの言葉が印象に残っている人も多いはず。二次審査は2位、三次審査は1位という好成績でオーディションを突破した。それだけの才能があれば、ソロでも輝けるのではないか? と思うところだが、RYUHEIはグループの中で、化学反応を起こしながら成長し、輝くタイプと言えるのではないだろうか。

[THE FIRST 本編] #2-2 / 2次審査 (名古屋・大阪)

 グループ審査では、リーダーを務める場面も。そして合宿でのクリエイティブ審査では、コミュニケーションの取り方に苦悩する表情も見られ、それがひとつの壁となったかと思う。また、同世代のTAIKIやRUIにも刺激を受けている姿が見られた。ひとりでは見つけられないもの、それは外部からの刺激、それに伴う闘争心。負けたくない、という強い気持ちがひとつ大きくなるきっかけとなり、周りの魅力も吸収して成長する。そんな力があるのが、RYUHEIなのかもしれない。苦悩を見せたクリエイティブ審査では順位を少し落としたが、そのあとは再び浮上。壁を乗り越えた結果が、如実に表れている。

 また、最近では少し雰囲気が変わった印象もある。オーディション時、同世代のTAIKIたちといるときは中学生らしい表情を見せていたが、普段はどちらかという大人っぽい印象が強かったように思う。それが、今ではトークなどで柔らかい空気が感じられる。メンバー同士の仲が良いのはもちろんだが、RYUHEIが安心して年上組に委ねている様子がわかる。ニコニコとした愛らしい笑顔は、それだけで見ている人の心を和ませる。

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