Boyz II Men とTAKAHIROを見送り、ステージに1人残ったATSUSHIは、前日にもBoyz II Menと声を重ねていたことを明かし、「一生かかってもあんな歌は自分には歌えないんだろうなと思って、昨日は自分を見失っていました。でもドームで待ってくれているみなさんのことを思い、自分にできることは何だろうなって考えたら、魂を込めて歌うことだなと思いました」と語り始めた。
続けて、客席を見渡しながら「TAKAHIROやメンバー達とこのステージにあと何回立てるんだろうって、たまに考えることがあります」と愛おしそうに微笑む。その瞳には、一体どんな未来が映っているのだろうか。
そして、自身の担当ブロックを締め括るべく、ATSUSHIが選んだのが、今年ソロとして発表した壮大なバラード「雪化粧」。ステージ中央に設置された深紅のチェアに腰かけ、一言一言に命の火を灯していく彼の姿は、長年EXILEを牽引してきた者としての誇りを感じさせ、その背中には、澄んだ冬の香りと、今も昔も変わらない歌への情熱が滲んでいた。
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エンタメ系ライター。
ダンス&ヴォーカルグループ、アイドル、ロック、ヴィジュアル系、俳優などジャンルレスで執筆中。V系雑誌「Stuppy」では編集も担当。
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