BUDDiiSがファンに届けたたくさんの愛と一体感 パワフルに駆け抜けた初の冬ワンマンレポ
12月9日・10日、LINE CUBE SHIBUYAにてBUDDiiS初の冬のワンマンライブ『BUDDiiS vol.4-WiiNTER LAND-』が行われた。2日間で3公演というスケジュールをパワフルに走り抜け、ファンにたくさんの愛を届けた10人の様子をお届けしたい。
オープニング映像開始前から、会場を埋め尽くしたファンのペンライトは準備万端。渋谷の街とメンバーが映し出されると、映像に目を奪われつつもうちわやライトの確認をしたり立ち上がったり、ソワソワとメンバーとの対面のために最終準備をするファンの姿が。
待ちに待った瞬間が訪れ、始まった1曲目の「P.A.R.T.Y.」。KEVINの歌声で一気にBUDDiiSの世界に引き込まれ、そこに次々とメンバーそれぞれの持ち味が加わっていく。2曲目の「BEAST2」で雰囲気をガラリと変えると、ダイナミックなパフォーマンスで10人の迫力を見せつける。安定したボーカルと、心地よいくらいの低音のラップが響いていた。次に披露した「Under The Sea」はまた違うイメージで、コロコロと表情を変えるメンバーの表現力に気づかされる。FUMINORIの瞬間的に見せた大人っぽい表情、SHOWの伸びやかな歌声も目立っていた。冬のライブなのにこの曲だけで暖かさを感じさせるのだからさすがだ。そして観客席を見渡すと一面の青いライト。海のようなムードまでファンと一緒に作り上げるステージで、一緒に踊ったり手を振ったりと楽しそうな様子を見せていた。
MCでは、初の冬のワンマンライブの盛況ぶりへの感謝と、前日の疲れを感じさせない元気いっぱいのコメントを届けていた。続いたのは「RISE IN LOVE」。完璧な音程でサビに向かい、揃ったダンスで会場のボルテージを上げる。ところどころで見せるFUMIYAのなめらかなステップには自然と目が行ってしまう。「YOHO」での半音階が混じって難しそうなメロディを軽々とこなしていくKEVINの実力には驚かされる。 MORRIEの優しい声とFUMINORIのザラついたラップの対比、そしてTAKUYAの笑顔が印象的だった。「HOT CHEESE」では、リズミカルなSHOOTのラップパートには綺麗な声が隠れていて、ボーカルとしての腕を感じさせる。サビで全体を見ていると、大まかな動きやタイミングはぴったり揃っているのに、それぞれのダンスに個性を感じる。少しずつディテールが異なっていて見ていて飽きないのがBUDDiiSの魅力かもしれない。
続く「JEALOUS」、「R4U」は特別バージョンとしてクリスマス風のサウンドにアレンジ。「JEALOUS」ではSEIYAの低音がいいベースを作っていたのが耳に残っている。曲中にハンカチ落としをしていたりとわちゃわちゃした雰囲気で、クリスマスの楽しさを感じさせた。「R4U」ではファンと一緒に振り付けを楽しんだ10人。そんな中でもTAKUYAのダンスは印象的で、細かい部分でも身体の使い方が上手なことが伝わってきた。
MCでは、YUMAが「R4U」でみんなが踊ってくれているのを見て嬉しくなったとコメント。客席との一体感を感じた10人が本当に楽しそうにパフォーマンスしていたのは、ファンにも伝わっていただろう。