「紅白出ないの?」出場者発表後、話題になったアーティストたち 宇多田ヒカル、松任谷由実、back number……追加の可能性は

『紅白』“出ない組”が話題に

 そんななか、“出ない組”で最も意外だったのはback numberではないだろうか。今年の前期連続テレビ小説『ちむどんどん』の主題歌「燦燦」を歌った三浦大知と、来年放送予定の『らんまん』の主題歌を務めることが発表されているあいみょんは出場するにも関わらず、現在放送中の『舞いあがれ!』の主題歌である「アイラブユー」を歌うback numberが出場しないのは納得できないファンも多いはず。今年は全国ツアーも開催し、年明けには新作アルバム『ユーモア』の発売、春には5大ドームツアーも控えている。このあたりは追加発表に期待したいところ。

 そのほか、映画『シン・ウルトラマン』主題歌を担当し2年半ぶりとなるツアーも開催した米津玄師や、今年デビュー10周年となったLiSA、改名後初の東京ドーム公演を開催した櫻坂46、NHK『みんなのうた』の4月~5月放送曲を担当し、2023年に解散予定のBiSHなど、今年出場する可能性がありそうだったアーティストを挙げたらきりがない。

 「人々が求めるもの」が多様化し、正解を導き出すのが難しくなっているこの時代。『紅白』の場合、そこに「見せたいもの」や「見せるべきもの」が複雑に絡み合ってくる。時代の移り変わりとともに変化する『紅白』の舞台を、少しずつ受け入れながら楽しみたいものだ。

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