YOSHIKI&HYDE&SUGIZO&MIYAVI、“アベンジャーズ”バンド結成の経緯明かす 「とどめを刺したのはHYDE」

YOSHIKIらが“アベンジャーズ”バンド結成

 11月11日、六本木のグランドハイアット 東京にて、YOSHIKI、HYDE、SUGIZO、MIYAVIによる会見が行われ、バンド「THE LAST ROCKSTARS」を結成することを発表した。

 会見でYOSHIKIは同バンドについて「アベンジャーズみたいな感じです」と説明し、MIYAVIは「自分自身もずっと1人でやってきて、仲間が欲しかったし、こんな頼もしいお兄ちゃんたちとまた一緒にロックできることを楽しみしています」とコメント。HYDEは「やっとこの日が来た、もしくは来てしまった、という感じ。今もずーっとドキドキしてますけど、大丈夫ですかね? 何もかも刺激的なんですけど、それがきっと僕にとってすごくいい経験になるなと思っております」、SUGIZOは「MIYAVIは大丈夫だと思うんですけど、僕ら3人は最後のチャレンジです、たぶん。最後の人生をかけて、世界をロックしていきたいと思いますし、このメンバーなので一瞬たりとも気が抜けません。全員がギリギリなところで火花を散らして、戦って、でも溶け合って。僕らが10代、20代の時に感じてた感覚がまた今蘇ってくる。ロックバンドの醍醐味や感動を、日本中、世界中に伝えたい」と意気込んだ。

 結成の経緯についてYOSHIKIは「結論から言うと、ごく自然に結成された。元々僕らは友達として会う機会が多かった。その中で『今度一緒にやろうね』という話が何度があった。コロナ禍でどんどん話す機会が増えて、でも最後にとどめを刺したのはHYDEだよね」と明かすと、HYDEは頷きながら「YOSHIKIさんはロックな人生を送ってらっしゃるんですけど、ロックなドラムを叩いているシーンが見られないままずっと活動を続けているのが、僕にとってはすごく寂しいというか。こんな稀有な存在のロックスターがいるのに、ドラムを叩いているシーンがない。ピアノやクラシックのシーンばかりが目立ってしまって、これはあまりにももったいないと思って、元々上がっていた話があったので、X(JAPAN)が動かないなら僕に時間を下さいと申し入れました」と結成秘話について語った。YOSIKIは、HYDEから「ピアノはこの先、歳をとってからでもできます。ロックするなら今です。一緒にやりましょう」と直球のメッセージをもらったそう。

 SUGIZOは「今世界を見回すと、グラマラスで、ギラギラしたロックバンドっていますか? グラマラスなロックスターって絶滅危惧種なのかな。そういう危機感がずっとありました。THE LAST ROCKSTARSっていい名前で、絶滅危惧種だったロックバンド、ロックスターが、これからまた新しく生まれ変わって、世界のシーンを作るという気合いというか、精神性が込められていて、僕はそれを本気でやりたいと思いました」と自らが子供の時にときめいた感動を、Z世代に伝えたいという思いを語る。

 HYDEは「“エンターテインメントの鬼”みたいな4人が集まっているので、絶対に成功させなければ恥をかくなと、気合入ってます」とコメント。YOSHIKIは「必然的に集まった4人。今年5月に僕は母を亡くしましたが、その時にみんなに励ましてもらって、背中を押してもらって、すごく感謝してます。俺、ロックしていいんだ……と思わせてくれたメンバーです」と言葉を詰まらせる。MIYAVIが「それぞれのスタイルと、築き上げてきたものがあるので、それをぶつけ合って、何が起こるか自分達も分からないので、そのワクワクを世界中のみなさんと共有したい」と続けると、YOSHIKIは「俺は分かってる。だからTHE LAST ROCKSTARSと名前を付けた」という。SUGIZOは「このメンバーでどんどん曲が生まれているので、これが新しいロックのスタンダードになると思う」と意気込んだ。

 最後にYOSHIKIは「僕らの結成が正しかったのか正しくなかったのか、未来が決めるもの。それぞれのバンドにいい意味で影響してほしいし、ぜひファンのみなさんに見守ってほしいです」と締めくくった。

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