Hey! Say! JUMP 中島裕翔、「勇気100%」からYa-Ya-yah時代の薮宏太を振り返る 憧れの先輩から同じグループの仲間になるまで

 「だって(アニメを)観てたもん! で、Ya-Ya-yahが歌ってたんですね。僕が観てたとき」と次第に思い出が蘇ってきた様子の中島。そしてジャニーズ事務所のオーディションを受けた数日後に、NHKのリハーサル室で初めて薮宏太と会った光景が広がる。「“うわ、薮くんだ!”ってなったもんね。『勇気100%』の人だ!ってなったもんね」と興奮したそう。「そのときに初めて“テレビの人だ”ってなった。それがね、今や同じグループにいるっていう。何が起こるかわからないですね!」と笑う。

 そう、メンバーの仲の良さに定評のあるHey! Say! JUMPだが、デビュー当初はメンバーのキャリアの差が大きなグループだった。中島がオーディションで受かったタイミングで、すでに薮、八乙女光がYa-Ya-yahとしてジャニーズJr.のトップを走っていた。大先輩といえるメンバーと、まさか同じグループでデビューすることになるとは、つゆ知らず「『勇気100%』の人だ!」と言っていた中島少年を思い浮かべると実に微笑ましい。

 もちろん今では中島と薮の関係性に、先輩後輩の上下感は一切ない。むしろ、しっかり者の中島に薮がちょっぴり甘えるなんてこともあるほどだ。2017年、この番組に薮がゲスト出演した際には「もっと裕翔としゃべりたいんだよ」と駄々をこね、中島が「いいお兄ちゃん感出てる(笑)。でも、だいぶしゃべりましたよ」と諌めるなんていう場面があった。また「(中島に)謝らなきゃいけないことがある」として、一緒に買いに行った新作ゲームをプレイしていないことを告白。「おい!マジ?まだやってないの?ちょっと頼むよ!」と中島がツッコミを入れて笑いを誘ったことも。

 また今年9月22日放送回では、薮が主演を務めたミュージカル『BE MORE CHILL』を観に行くことができず悔しがる中島の姿も。観覧にはいけなかったものの、忙しく過ごす薮について「めちゃくちゃかっこいい」とリスペクトする様子も窺えた。ミュージカルとライブとで喉を酷使する状況が続き、神経質になってもおかしくないところだが、薮は楽屋で柔和なのだという。環境に左右されず、自分の中でバランスを取っているように見える薮に「いつもと変わらず、大人でかっこいいなって」と。だからこそ、薮のオタクっぷりを地で行く役柄のミュージカルが観たかったのだと、さらに悔しさを募らせるのだった。かと思えば「薮くんに言えば“全然やるよ”って言ってくれるんですよ。俺んちで歌ってくれるらしい。ソロ公演(笑)。超贅沢。これはJUMPメンバーの特権だよね」と観覧することができたファンにちょっとしたマウントを取るのも、まるで自慢の兄を持つ弟のようでいじらしかった。かつてはテレビの中の人とイチ視聴者、そして同じグループのメンバーになり、やがて兄と弟のような関係に。30年歌い継がれてきた「勇気100%」と共に紡がれたHey! Say! JUMPの15年、そしてメンバーの関係性の変化に思いを馳せるのもまた一興だ。

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