乃木坂46 樋口日奈、アンダー3列目から中心メンバーに至る道 多くのファンとメンバーに慕われる愛すべき人柄

 スタートは、乃木坂46アンダーの2〜3列目。そんなポジションを行き来する日々に光が差し込んできたのが、高校卒業を機に初センターを務めることとなった15thシングル『裸足でSummer』アンダー曲「シークレットグラフィティー」のタイミングだった。学業との両立から多忙な毎日を送っていた樋口が、乃木坂46に本腰を入れ始めたのがこの時期である。さらに転機となったのが、2021年1月にオンエアの『教場II』への出演だ。この頃、すでにグループからの卒業を考えていた樋口だったが、出演オファーの話をマネージャーから聞き、彼女は卒業を思いとどまり、役作りのため髪を30センチ以上も切ることとなる。同年6月にリリースの27thシングル『ごめんねFingers crossed』からは選抜にも定着。先述した『フラガール』も、『ラヴィット!』も、『恋人のように』も、『教場II』以降ということを踏まえると一人の“樋口日奈“として認められたことが、どれほどまでに彼女の自信となっていたかが分かるだろう。

 卒業セレモニーを前に、様々な番組や配信に出演し、同期や後輩との思い出を重ねてきた樋口。中でも特筆すべきは、『乃木フラ presents 矢久保の部屋』での矢久保美緒、そして『猫舌SHOWROOM』での阪口珠美とのトークだ。アンダーの3列目だったことが今では笑い話にーーそんな自信に満ち溢れた樋口の姿に、矢久保はポロポロと大粒の涙を流し始める。自身に憧れ乃木坂46に加入してきた阪口を、樋口は「昔の自分を見ているよう」と話すが、“選抜の代打”として活躍する一方でそれはアンダーとして苦心する過去の自分をも映し出していた。樋口には自分のことのように一人ひとりを思いやる温かさがある。それは無償の愛。『恋人のように』のインタビューでモットーに答えている「人の幸せは素直に自分も喜ぶこと」とも通ずる信念だ。

 卒業セレモニーは樋口のやりたいことを詰め込んだ公演になるという。改めて『恋人のように』のインタビューを読んでいると、そんな卒業セレモニーの構想は当時から固まっていたのではないかと思う箇所もあり、挑戦してみたいことに答えている「ゴルフ」も先日YouTubeチャンネルに公開された動画にて有言実行してもいる。「『樋口日奈がいてよかった』って思ってもらえるよう、グループの力になること」ーーそう話していた彼女の目標はもうすぐ叶うこととなる。

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