「クイズ相葉雅紀」から感じた嵐への変わらぬ愛情 メンバーやファンと過ごした鮮明な記憶に宿る誠実な想い

 嵐の相葉雅紀が放った約6年前の言葉が、今あらためてファンを喜ばせている。10月21日、相葉がパーソナリティを務めるラジオ『嵐・相葉雅紀のレコメン!アラシリミックス』(文化放送)では「クイズ相葉雅紀」のコーナーが行われ、変わらずに抱き続けているファンへの想いを語った。

 「クイズ相葉雅紀」とは、相葉自身に関するクイズをリスナーが出題し、相葉が正解することができなければ罰ゲームに応じるというもの。これまで発売してきたCDやライブDVD、雑誌、さらにはテレビやこの番組での発言など、様々な角度から相葉に関して出題される。

 他ならぬ自分に関する問題なので、正解できて当然だと思われるところ。だが、嵐としてデビューしてもうすぐ23周年。これまでたくさんの作品をリリースし、取材の数も数え切れないほど受けてきており、このラジオ番組だけでもまもなく1100回を迎えるという膨大なデータがリスナーにはある。そのなかで一つひとつの発言をすべて覚えているというのは簡単なことではない。

 かつて、相葉が2016年に『あさイチ』(NHK総合)にゲスト出演し、ハマっているものとして語っていた話題について出題されたことがあった。そのときの相葉は「ええええ、嘘だー!“おにぎり”にハマってたの? そのときに!?」と自分で驚いていたこともあったほど。たしかに、一時的にハマった程度のことは、すぐに忘れてしまってもおかしくはない。

 だからこそ「クイズ相葉雅紀」では相葉がいつも何を考え、心にとどめているのかが浮き彫りになって楽しいのだ。過去には、2005年11月に発売された15thシングル『WISH』の通常盤に収録されたシークレットトークにて語られていた、「二宮和也にどこで何をしに旅行へ行こうと誘っていたのか」という問題に、「タイにムエタイを見に行こうよ」と誘ったと解答し、見事正解していた。これは、旅の行き先や目的そのものよりも、こうした遊び心のある旅行プランを二宮となら楽しめそうだと考えていたこと、そして15年以上前の話題にも関わらずちょっとヒントがあれば容易に思い出せるという事実が微笑ましい。もちろん全問正解とはいかないが、個人的なことよりも、嵐やメンバーが関わっている“ここぞ”という内容については答えられているように感じる。それだけ嵐というグループ、そしてメンバーに対する印象が強いという証拠かもしれない。だからこそ、リスナーも出題する甲斐がありそうだ。

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