NMB48 川上千尋&上西怜&泉綾乃、熾烈な投票選抜で勝ち取ったそれぞれのポジション キャリア重ねたメンバーが見据える未来

NMB48川上&上西&泉インタビュー

 NMB48が9月21日に27thシングル『好きだ虫』をリリースした。センターを務めるのは川上千尋。4期生としてグループに加入して10年目、表題曲では初めてのセンターとなる。

【MV】好きだ虫 / NMB48

 今作の表題曲の選抜メンバーとカップリング曲「Time bomb」に参加するアンダーガールズは、イベント『NAMBATTLE2~がむしゃらにならなNMBちゃうやろっ!~』内のバトルの一つ「愛」のファン投票によって決定した。開票イベントが開催されたのは今年3月末。すでに約半年間の選抜期間を経てのシングルリリースであり、今回のインタビューということになる。

 リアルサウンドでは念願のセンターに立った川上に、イベントで3位に選ばれ川上を支えるフロントポジションに位置する上西怜、9位を獲得し加入から5年目にして満を持しての初選抜となった泉綾乃の3人にインタビュー。イベントから半年が過ぎた現在の心境やインパクト大のタイトルとは裏腹に純情な恋心を歌った「好きだ虫」の制作エピソード、さらに4日間/5公演でほぼ被りなしのNMB48楽曲120曲を披露するという大阪公演に加え、約2年半ぶりの関東公演も決まった『12th Anniversary LIVE』を経て、3人が描くこれからのビジョンを聞いた。(渡辺彰浩)

「私の予想では5位ぐらいかなって思っていた」(川上)

上西怜、川上千尋、泉綾乃
上西怜、川上千尋、泉綾乃

ーーまずは川上さん、シングルセンターおめでとうございます。

川上千尋(以下、川上):ありがとうございます!

ーー加入10年目にして初のセンターということで、『NAMBATTLE2』でのステージで口にしていた「10年目の私でも目標が途絶えることなく、夢を見続けさせてくれるグループ」という言葉は、多くのメンバーやファンの胸を打ちました。

川上:でも、加入してくるメンバーからは憧れの先輩に名前が挙がったことがなくて。10年ももがき続ける先輩に自分だったら憧れはしないと思うんですよ。

ーー長年、選抜とのボーダーラインでもがいていた川上さんの姿を見ていたからこそ、あの言葉には心を掴む力があったんだと思いましたよ。

川上:今のタイミングが、私自身はちょうどよかったと思っています。ファンの人からも「ちっひー(川上千尋)がMCにいたら安心」だとか「パフォーマンスしてる姿を見ても流石」というコメントをいただけるようになった中での『NAMBATTLE2』だったので、最初はセンターとしてのプレッシャーに苦戦したりもしましたけど、今楽しめているっていうことが9年間やってきた経験値が生きているからこそなのかなって思います。

ーー7月に開催された『NMB48 NAMBAZAAR ~27thシングル選抜~』で川上さんがソロで歌っていた「光と影の日々」にも、そのような意味合いが込められているのかなと解釈していました。

川上:「光と影の日々」はファンの皆さんに感謝の気持ちを伝えることができますし、『熱闘甲子園』(テレビ朝日系)のテーマソングだったこともあって、高校野球とか阪神タイガースが好きというような自分らしさが出せればいいなと思って選んだんですけど、歌ってみたら自分にハマる部分がたくさんあって、この曲を選曲したのも運命的な感じがしています。

ーー上西さんと泉さんは『NAMBATTLE2』でスピーチをする川上さんの背中を見ていたと思いますが、その姿や言葉を聞いていかがでしたか?

泉綾乃(以下、泉):カッコいいなと思います。私も5年目でギリギリのところでずっと選抜に入れずにいたので、ちっひーさんには全然及ばないんですけど、そういう風に活動してきた分、10年目でもセンターを狙えるんだ、こんなカッコいい背中になれるんだというのを見ていて感じました。まだまだ一緒に頑張れるなと思いましたし、諦めてちゃダメだと背中を押されました。

上西怜(以下、上西):私は『NAMBATTLE2』の前から、ずっとちっひーさんに「めっちゃカッコいいです」って言っていたんです。今回改めて、ちっひーさんを見て憧れましたし、もちろん入る前から憧れの存在になることもすごいんですけど、グループに入ってからその人のいろんなところを見て憧れることもすごいと思います。あの1位になった時、微かに肩が震えてたんですけど。

川上:バレてた(笑)?

上西:はい(笑)。ちっひーさんが『NAMBATTLE2』でのイベントが始まる前に、「私のキャッチャーミットになんちゃらこうちゃら~」と言ってて、ずっと冗談やと思ってたんです。それを言うって知った時に、「絶対やめた方がいいですよ!」って止めたんですけど、本番でしっかり言ってたので、そういうところでもしっかり笑いを取りに行くのがNMB48のセンターだなって思います。

川上:1位になると思ってなかったから、あれしかコメントできなかったんですよ(笑)。笑いを取れていたならよかったですけど。

ーーあの言葉は隠し球として持っていたということですね。

川上:1位になると信じてたら違うコメントを考えていました。私の予想では5位ぐらいかなって思っていたので、笑いを取りにいける順位だったらふざけてもいいかなと思っていました(笑)。それが今、名言みたいな扱いを受けているので、言ってよかったなと思います。

ーーほかにも「私にもNMB48を背負わせてください」「今回のシングル、私に任せてください」といった言葉がありましたが、実際にセンターに立ってみての重圧や景色というのはいかがですか? 先ほど「楽しめている」というお話もありましたが。

川上:楽しめるようになったのも最近です。『NAMBAZAAR』はセンターとして初めて立つライブだったので、センターの在り方によってメンバーの空気感が変わったり、自分がちゃんと出来てなかったらメンバーにも伝染してしまう、そういう立場だなと思っていました。今は無理に背負わずにこれまで通りやれれば、私の力なら大丈夫だと思えるんですけど、自分だけじゃなくメンバーのことを考えるっていうのがキャプテンに似てるなとも思います。背負ってるものがまた違うなって感じました。

ーー『NAMBAZAAR』の後には『TOKYO IDOL FESTIVAL 2022』といったフェスのステージでも先頭に立っています。

川上:センターとしての重圧を経験してポジティブになってからの自分で参加できたので、みんなで役割分担しながら荷物は軽くなっているのを実感しましたね。

ーー前回、26thシングル『恋と愛のその間には』のインタビューで川上さんはイベント内の「NAMBATTLE2 ~J~」でJoshinのCM権を獲得して、「ファンの方に気になってもらえる存在になりたい」と話していました。結果、出演権を勝ち取り、関東でもTVerを通じてJoshinのCMを目にしています。公式にアップされているYouTubeの動画も200万回再生を突破していて、多くの人にこのCMを通じて川上さんの存在が広く知られているのかなと想像しています。

川上:びっくりしたのがJoshinのCMで一目惚れしてファンになりましたっていう方がいたんです。あの短時間でっていう(笑)。本当にCMで知ってくださる方っているんだなって思いました。阪神の試合中継の合間にも絶対に流れるんですよ。知名度を上げることに関しては大きかったなと思っています。

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