夢見る少女から大人の女性へ NMB48 梅山恋和が飾ったアイドルとしての有終の美

NMB48 梅山恋和 卒コン振り返る

 NMB48 梅山恋和の卒業コンサート『恋のおまじないが解ける前に』が3月26日、ロームシアター京都で開催された。

 梅山は2016年、第5期生オーディションでNMB48に加入。2020年の23rdシングル『だってだってだって』ではグループ歴代最年少でシングル表題曲センターに抜てき(山本彩加とダブルセンター)され、2022年『恋と愛のその間には』でも上西怜とともにセンターを担当するなど、グループの中心メンバーとして活躍。山本彩、白間美瑠を継ぐエースとして期待されていたが、2022年1月5日に卒業を電撃発表していた。

梅山恋和「アイドル集大成を目に焼き付けて」

 そんな梅山のラストを飾る同コンサート。かつてアイドルを夢見ていた少女が、大人の女性へと成長するまでのヒストリーを感じさせる構成だった。

 オープニングは、寝室の窓からのぞく星夜へ向けて、「アイドルになりたいなんて、言っても良いのかな。わたしもステージでキラキラと輝きたい」と願う声からスタート。そしてステージ中央のベッド前で、梅山が1曲目「やさしくするよりキスをして」をソロでパフォーマンス。ベッドに寝そべるようにして同曲を終えると、続いて「落とし穴」がスタート。小嶋花梨、上西怜らにいざなわれるように眠りから覚め、メンバーと一緒に歌い始めた。

梅山恋和

 ソフトクリーム、月、リボン、ユニコーンなどの風船がつり上がり、夢の世界が広がっているような空間で「最強ツインテール」を披露したあと、最初のMCコーナーで梅山は「私の思い出がいっぱい詰まった曲を準備してきました。アイドル集大成を目に焼き付けてください」と呼びかけた。渋谷凪咲が思わず「凪咲うちわがひとつもない」と口にするほど、ロームシアター京都は恋和一色に。

 コラボコーナーでは、同期の上西との「てもでもの涙」や、「ハートの独占権」を本郷柚巴との仲良しコンビで歌唱。曲中、本郷は「(以前は)私が『恋和、かわいいな』と言ったら、『そんなことない』と言っていた。でも今は『当たり前やん』と返ってくるくらい仲良くなった」と、距離感が縮まったことを明かした。

 直後のMCでは、ラジオ番組「NMB48のTEPPENラジオ」(MBSラジオ)で梅山とパーソナリティをつとめている安部若菜が、「恋和さんは、わかぽん(安部)とコラボをやるなら『ハートの独占権』をやりたいと言っていたのに」と、約束が叶わなかったことに苦笑いを浮かべた。

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