超人的シェアハウスストーリー『カリスマ』に惹き込まれる理由 キャラクター演じる声優5名に聞くコンテンツの魅力

『カリスマ』インタビュー

この先の鍵を握っているのは、観てくださっている皆さん

ーー“反発のカリスマ”猿川 慧についてはどうでしょうか?

細田:猿は、7人いるカリスマたちの中でちょっと違って。他の人たちって自主的なカリスマで、自分の特徴なんです。服従する、自分のことが好き、内罰も自分の方に向いてるカリスマ性。だけど、反発はリアクションする部分が多い特性で。相手に言われたことに対して反発してるカリスマだから、そこが他のキャラとは違うなって。特にテラさんは、それを完全に理解してる(笑)。一発目でバレてて。

大河:心配になるくらいチョロいって言ってましたもんね。

細田:いいように使われちゃってるし、「生きづらい」と自分でも思っているのに、生き方は変えられない、曲げられない、譲れない。かわいいヤツだなって思いますよね。反発しちゃうところ以外は、仲間思いだし、“お兄ちゃん”するし、幼馴染のこともずっと心配してるし。本当にいいヤツだなって思います。

福原:依央利は幼馴染だけど、猿の反発する性質を生かして言うことを聞かせよう、みたいなことはしない。猿のやることに対して「やれやれ」と思ったりはするけど否定してこなかったから、いい関係が出来上がってるのかなって。

細田:だからずっと一緒にいられるのかも。

日向:大瀬から見た猿ちゃんは、お兄ちゃんみたいなところもあるんですけど、放っておけないところがある(笑)。僕がしっかりしなきゃって。

一同:(爆笑)。

大河:大瀬の、猿川への対応で不思議だなって思ったのが、みんなが「めんどくせーな、コイツ」ってスタートだったのに、大瀬だけ違った。あの猿川に対して、「この人、すごくいい人だな」からスタートしてる。

細田:“あの”って(笑)。

大河:面白い関係だなって。見てたいね、この2人は。

日向:猿ちゃんに対して憧れもあるんですよ。最初の頃は特に、反発できるっていうのがかっこよかったんでしょうね(笑)。

大河:だからこそ、猿川ブレイク回があって、それからいろいろあって絵を描いたんだろね。

細田:あれはよかったですね。絵をもらって嬉しかったなあ。

大河:『カリスマ』ってずるいよね、ああいうところ。猿川は、“めんどくさい”から始まって、攻略法を見つけちゃえばチョロい男というか。観てる人たちもわかったと思うんですよ、猿川のカリスマ性だけ何か違うって。みんな自分のカリスマ性がいい方に働いていったり自分の幸せに向かっていく中、反発の猿川だけずっと「生きづれえ」って。これはどうなんだろう? って思っていたら、結婚式のスピーチ回(「#41 結婚式」)ですよ。反発をなめてた。こいつもカリスマだ、って本当に思った。もう2度と可哀想とか思わない。

細田:(笑)。リアクションじゃなくアクション。好きな回ですね。

大河:あの回はすごいなって思った。好きな人も多いと思います。

橋詰:天彦は寂しがり屋なところが多々あって。猿は扱いやすいから、エロス的にも手を出して面白がる時もあるし、おもちゃ的に扱うときもあるし。

大河:そうだよ、第一被害者じゃん!

細田:最初の“お当番”回、あれは猿川が可哀想な回であって……(「#6 性」)。

橋詰:天彦がどういう人かっていう説明のために、猿は使われたんだよ(笑)。それくらい天彦にとっても最初から扱いやすいタイプではあるけど、でも何かあったときには心配する。

細田:他のキャラと絡む天彦さんと違う気がします。

橋詰:そうだね、天彦は猿に対して、エロスの絡み方が違うね。

細田:本当に迷惑ですけどね(笑)。でも楽しいです。ちゃんと大きくリアクションしますし。

橋詰:猿は寂しいし絡んでほしいのかなっていう。そういう意味では天彦は相手の性格を理解した上で、絡む相手を探してる感じはある。でも、心配する時は本当に心配してるよ?

細田:猿はシリアスな回を担当することが多いから、天彦さんは本当に心配してくれてますよね。ちゃんと猿は感謝してる描写もあるし。大人とガキンチョみたいな関係性ですよね。

ーーでは、その天堂天彦についてのお話をお聞きしましょう。

橋詰:“性のカリスマ”というところを除いたら、結構真っ当な人間ではあるんですよね。でもカリスマハウス内で他人が嫌がることでもやっちゃうのは、最近の話でちらちら見えているように、昔に何かがあって構ってもらいたいのかな? って。それが故に、“性のカリスマ”と名乗っている割に、やってること自体はそんなに……(笑)。幼い変態というか。

大河:天彦の話を始めてから、さっくんがずっと笑ってるんです。天彦って、いたら面白いんですよ。

日向:あはは(笑)。そうなんですよ! ずるいんですよ、天彦さん! 

大河:テラは「ワールドセクシーアンバサダーって何?」ってずーっと聞き続けて天彦の“ブレイク”回で「そうか、これが答えだったんだ」って。

橋詰:正直、よくあれでみんな納得してくれたなってくらい。

大河:みんなが「あ、そうだったんだ」ってあやふやにした感じ。全部”ボボンガリンガ“って言葉でなんとかしたんだよ!

細田:力技(笑)。

ーー“自愛のカリスマ”テラについてはどうでしょう?

大河:懐が深いというか、演じる幅がすごく大きいので、自由に演じさせてもらえるんですよね。自分を見て鼻血出して鏡に突っ込むくらいのことをする割には、意外と保護者だったりするし。カリスマハウスの中で、ツッコミが一番多いのはテラなんですよ。立ち位置も意外と幅広い。やっていて楽しいです。

福原:依央利的には一番良くしてくれてる人。太客です。一番してほしいことをしてくれる。でも歪なだけじゃなくて、一緒に晩酌するシーンもあるし、いい関係なのかなって思います。

細田:猿ってテラにいい感じに攻略されてはいるけど、意外とガッツリした絡みはない。ただ使われてるだけで、心同士で会話したことあんまりない(笑)。そういうところも含めて、カリスマハウスの中のバランサーで、依央利のことも使ってあげるし、猿みたいに反発してる奴には反発を上手に利用するし、「ワールドセクシーアンバサダー」について聞いてあげるし。

橋詰:でも初期だけで、そのあとはすっごく冷たかったんだよ(笑)?

細田:冷たいけど、理解しようとする気持ちはあるのかなって。最後は突き放すけど、大瀬の相談には乗ってあげるし。そういう懐の深さみたいなところが、バランサーとして「実はこの家、この人がいないと一番ヤバいんじゃないの?」と思う。もっとみんなテラに感謝したほうがいい気がしますね(笑)。めちゃめちゃ重要な人だと思う。

日向:大瀬じゃなくても、「すごいな、この人」って思わせる部分が多い。楽曲(「LOVE MY SELF」)でも〈自分で自分を愛さないで 誰が愛してくれんの?〉って、この言葉がすごく刺さった。僕は、テラくんといたら勇気をもらえるなって思うんですよね。だからこそ大瀬も、一番慕ってる理解さん(草薙理解/秩序のカリスマ)じゃなく、テラくんに相談したっていうのはあるのかな。

大河:そうだね、過大評価しないからね。過小評価もしないけど。ありがとう。褒められてるのはキャラなのにめっちゃ気分いいね。

一同:(笑)。

ーー最後に、『カリスマ』の今後に向けて、メッセージをお願いします。

福原:第1期が終了して、イベントと新しい展開を待っているところだと思うんですけど、役者陣も同じ気持ちで「早く『カリスマ』のみんなを演じたいな」と思いながら過ごしています。新しい展開が始まる時にはフラストレーションを爆発させて、皆さんに笑顔になっていただけるように、小さい悩みなら吹っ飛んじゃうくらいの作品を提供したいと思っています。必ず帰ってくるので、お楽しみに!

細田:それぞれのキャラもそうですし、猿川的に伏線が回収されてない話が多いので。気になることを残しまくった状態でチャージ期間に入っていて、僕たちはもちろん皆さんもすごく楽しみにしていると思います。楽曲も増えていくでしょうし、ドラマが進んでいくのを、これからも一緒に楽しみましょう。

橋詰:全員が“カリスマブレイク”したらひょっとしたら終わるのかな? ってどこかで思ってたんですよね。それがチャージ期間を経て新しい展開があるのがわかったときに「やった! まだカリスマハウスにいていいんだ」っていう気持ちが大きくて。皆さんのおかげで、配信してから一年ほどでイベントも開催することができます。ありがとうございます。役者としても、またコメディというものを演じることができたら嬉しい。皆さんも楽しみにしていてください。

大河:三人が話してくれた通り、お休み期間になって新しい展開が始まると思いきや……チャージ期間なんですよね(笑)。この先の鍵を握っているのは、観てくださっている皆さん。なにより一番大事なのは、皆さんが楽しんでくださること。観て聴いて、話題にしてくださるというのは、本当に僕らの力になっていて。アルバムが出る、イベントもやるという時に、もっと皆さんが楽しんでくださればと思っています。僕らは全力でやるので、今以上にまだまだ一緒に楽しんでいきましょう。

日向:7人が“カリスマブレイク”して、ソロ曲が出て、これからどうなるんだろうっていうときに配信が終わっちゃって、皆さん、寂しいでしょう。僕も寂しいです。この期間にいろいろチャージしていきましょう。これからも応援よろしくお願いいたします!

■リリース情報
『カリスマ ワールド』
発売:2022年9月21日(水)
定価:¥3,300(税込)
初回製造分のみ「カリスマ ワールド エキスポ」チケット先行抽選申込シリアルコード 封入
〈収録内容〉
<寸劇>
カリスマ ワールド
(M-1,5,7,9,11,13,15,17,19,21)
<歌>
めちゃめちゃカリスマ / 七人のカリスマ (M-2)
カリスマ1週間 / 七人のカリスマ (M-3)
おつカリスマ!忘年会 / 七人のカリスマ (M-4)
秩序宣言 / 草薙理解 (M-6)
LOVE MYSELF / テラ (M-8)
命短し尽くせよ奴隷 / 本橋依央利 (M-10)
LONE WOLF / 猿川 慧 (M-12)
VIVA LA LIBERATION / 天堂天彦 (M-14)
雪解 / 湊 大瀬 (M-16)
When The Charisma Go Marching In / 伊藤ふみや (M-18)
新曲①(タイトル未定) / 七人のカリスマ (M-20)
新曲②(タイトル未定) / 七人のカリスマ (M-22)
<おまけ>
ケツパラガス選手権!(M-23)

■イベント情報
『カリスマ ワールド エキスポ』
・出演
七人のカリスマ声優
(小野友樹/山中真尋/福原かつみ/細田健太/日向朔公/大河元気/橋詰知久)

・開催日時
2022年10月30日(日)
昼の部 14:30開場 / 15:00開演
夜の部 18:00開場 / 18:30開演

・会場
東京都・山野ホール

・チケット
指定席 ¥8,800 (税込)
CD封入先行:9月20日(火)12:00~10月2日(日)23:59 ※当落発表:10/6(木)
一般発売:10月15日(土) 10:00~

ローソンチケットにて受付:
https://l-tike.com/

カリスマ オフィシャルサイト
https://charisma-house.com/

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