YamashiRoll & KAJA、豪快な歌声と鮮やかなフレーズを放つ注目ユニット レゲエ×ポップスで生み出すアッパーなグルーヴ
ヒューマンビートボクサーとしてキャリアをスタートさせ、レゲエ、ヒップホップのシーンで強烈な存在感を放ってきたKAJA(Vo)。エレクトロニックジャムバンド no entryなどいくつかのバンドで活動し、楽曲提供やギタリストとしても活躍しているYamashiRoll(Gt)。そんな2人が2021年に立ち上げたユニット YamashiRoll & KAJAから、新曲「Brand New Day」が届けられた。真夏を想起させるサウンドと“新しい日のはじまり”をテーマにした歌が共鳴するこの楽曲は、彼らの新たな進化を鮮やかに印象づけている。
まずはYamashiRoll & KAJAの成り立ちを紹介したい。両者の出会いの場は、渋谷のクラブ。クラブジャズ系バンド Three Primary ColorsのギタリストだったYamashiRoll、そして、ビートボクサー3人によるバンド NATURAL VYBZに在籍していたKAJAが対バンイベントを通してお互いを認識。コロナ禍のなかでライブ活動が停滞し、次の打開策を模索していたYamashiRollがシンガーとしてのKAJAのポテンシャルに注目し、ユニット結成を持ちかけたのがYamashiRoll & KAJAの始まりだ。
KAJAの魅力についてYamashiRollは「ダンスホールレゲエのDee Jay(MC、ラッパー)のテイストもあるし、メロディもあって。NATURAL VYBZの頃からそうなんですけど、その場を持っていくパワーやフロントマンとしての華もある」とコメント。KAJAも以前からバンドのフロントマンとして活動したいという目標があり、お互いのモチベーションが合致したというわけだ(※1)。
楽曲制作は、ビートメイク、メロディ、リリック、コーラスアレンジなどすべてのプロセスにおいて、2人のセンスと個性、技術が反映されている。デビュー曲「In The Groove」はKAJAのハスキーで開放的なボーカル、生楽器の音色を存分に生かしたサウンド、フロアの高揚感を想起させるリリックが1つになったアッパーチューン。レゲエとポップスをバランスよく融合させたこの曲がiTunes Storeレゲエチャートで1位を獲得したことで、YamashiRoll & KAJAの知名度は一気に向上した。
第2弾楽曲「Never Say Goodbye」は、ライブが終わった後の風景、そのなかで感じる寂しさと充実感を描いたナンバー。さらに、“オーディエンス”のクラップから始まる第3弾楽曲「Get Up!!」は、レゲエとラテンをハイブリッドさせたアレンジ、“どんなことがあっても立ち上がれ”というメッセージなど、リスナーの心と体を鼓舞する楽曲。新曲を重ねるごとに音楽の幅を広げ、ユニットとして確実に進化を続けてきた。