郷ひろみ、デビュー50周年記念イベントでファンへ涙の感謝 ベストアルバムリリースや武道館公演も発表

郷ひろみ、デビュー50周年記念イベントレポ

 郷ひろみのデビュー50周年を記念した『郷ひろみレコードデビュー50周年記念式典』が、8月29日に東京・ソニーグループ株式会社本社ビル大会議場で開催された。記念式典では、株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント 代表取締役社長 村松俊亮による記念品授与とお祝いのスピーチの他、郷ひろみによるミニライブが行われ、デビュー曲「男の子女の子」や8月3日に発売されたニューシングル表題曲「ジャンケンポンGO!!」など4曲を生パフォーマンス。50周年記念ベストアルバムのリリースや東京・日本武道館でのスペシャルライブ開催も発表し、「これからも、応援してくださった皆さんのために歌っていきます。これまで同様、支えてください」とコメントした。

 郷ひろみは、1972年8月1日にシングル『男の子女の子』でデビュー。「お嫁サンバ」「GOLDFINGER’99」などのアップテンポのナンバーから、「言えないよ」「逢いたくてしかたない」などのバラードまで、数々のヒット曲を世に送り出してきた。8月3日には通算108枚目となるニューシングル『ジャンケンポンGO!!』をリリースしたばかり。そんな郷ひろみのレコードデビュー50周年を記念して行われたイベントには、ファン“50”名が招待され、午後“05”時“50”分から開催と、徹底したこだわりが。

 まずは、株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント 代表取締役社長 村松俊亮から郷に、メモリアルプレートが贈呈された。村松氏は郷の魅力について、ファンサービスや気づかいの塊で、ソニー社員の結婚式のビデオメッセージも断ったことがなく、これまで100回以上対応してくれていると明かす。また、常に高みを目指して追求し、自分を追い込む姿勢が、50年トップを走り続けられた秘訣だとコメント。「ソニーとして55周年、60周年に向けて、これからも盛り上げ続けたい」と郷の偉業を称えた。

 郷はデビュー当時を振り返りながら、「男の子女の子」がデビュー曲に決まった経緯について、200人のモニターのうち80%が「夢をおいかけて」(『男の子女の子』のB面曲)を推していたが、プロデューサーの酒井政利氏が「万人受けするような曲ではダメだ」と言って「男の子女の子」に決まったというエピソードを披露し、そうしたレコード会社の独自性が自分を導いたとコメント。ファンに向けて「今は頭の中に感謝という言葉しか浮かばない。50年支え続けてきてくれて本当にありがとう。これからは、皆さんのために歌っていきます」と、目を潤ませながら感謝した。

 イベント後半では、招待された50人のファンを生パフォーマンスで楽しませ、同ステージはTikTokでも生配信された。まずは、「言えないよ」を切なく哀愁たっぷりに歌った郷。同曲について、「30歳の時のバラードで、今も多くの人が気に入ってくださっている」とコメント。こんなにもピュアで切ない恋の歌を、年齢を重ねた今も新鮮に聴かせることができる66歳は他にはいないだろう。

 続いて8月3日に発売されたばかりのニューシングル表題曲「ジャンケンポンGO!!」は、ダンサー4人とグーチョキパーを取り入れたキャッチーな振り付けで魅せる。「ジャンケンポンGO!!」というタイトルは郷自身が考えたそうで、悩みに悩んだ末「ある日フッと降りてきた。『ジャンケンポンGO!!』にしなさいと」と、ユーモアたっぷりに明かした。

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