AKB48、60thシングルが新たなドラマを生む? 千葉恵里、茂木忍、佐藤綺星……注目の選抜メンバー

苦節11年、ついに茂木忍が初選抜入り

 千葉のセンターも注目だが、もうひとつホットなトピックスは茂木忍がグループ加入から11年目にしてついに初選抜に入ったことだろう。これはAKB48史上、加入から初選抜までの最長記録だという。

 YouTubeでの選抜発表の生配信時、このビッグニュースについて村山彩希も「格好良い。同期として涙が出そう。めちゃくちゃ嬉しい」と感激。茂木は同配信内で「メンバーである以上、そこ(選抜)に期待をし続けて生きているけど、11年目ってことで、こんなことあるんだなって。いまだに現実味がない」と信じられない様子だった。

 茂木の初選抜はやはり、村山、岡田、向井地美音とのYouTubeチャンネル『ゆうなぁもぎおん』が大きな効果となったのではないか。同チャンネルを通して、茂木の明るさやトークのおもしろさ、あけすけな性格などが、より多くの人に伝わったように思える。良い意味で上品ではないところがほかのメンバーとは違う部分であり、茂木ならではの魅力と言える。今回の選抜をきっかけに“11年目の逆襲”がはじまりそうだ。

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 ほかにも、5月4日に17期生としてお披露目されたばかりの研究生・佐藤綺星が選抜入り。これは大きなサプライズだ。研究生での選抜入りは、2018年5月リリース「Teacher Teacher」の山内瑞葵以来となる快挙。一躍、次世代エース候補の仲間入りを果たしたと言えるだろう。

 「根も葉もRumor」と「元カレです」で本格的なダンス&ボーカル路線を歩んだこともあり、「久しぶりのリップグロス」がどのように転がるのか展開が読めない部分が大いにある。しかし、千葉のセンター抜てきや茂木の初選抜などを見ると、メンバーのキャラクター性を押し出していこうとしているのではないか。色々な面で楽しみが尽きないシングルになりそうだ。

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