BE:FIRST、7人の深い絆とともに駆け抜けた結成からの1年間 1stアルバム発売前に振り返る
ラジオやテレビ番組からも垣間見える7人の成長ぶり
そして、プロデューサーであるSKY-HIによると、「偶然の出会いを生み出せるメディア」として、ラジオ番組への出演は積極的に行っていたという(※1)。プレデビュー期間から全国のラジオ番組に出演していた彼らだが、昨年10月には初の冠ラジオ番組『文化放送サタデープレミアム BE:FIRSTのRADIO FIRST』でRYOKI、MANATO、LEOがパーソナリティを務めたほか、今年1月にはJ-WAVE『SPARK』の月曜ナビゲーターに就任。オーディション中の密着や、今年4月から全13回にわたって放送された冠番組『BE:FIRST TV』(日本テレビ系)での経験も相まって、コメント力にも磨きをかけ、雑誌インタビューなどでも自身の考えをしっかりと言葉で発信し続けている。
音楽活動に対して常に真摯な彼らは、今までも年齢に関係なく、曲やパフォーマンスをさらに良くするためにはどうするべきか、積極的に意見を出して高め合ってきた。『BE:FIRST TV』のHulu完全版では、新曲「Grateful Pain」をレコーディングするにあたって、MANATOと掛け合うパートを担うLEOが歌詞の一部を変更してみてはどうかと相談する場面も。また、グループ全体のダンスパフォーマンスを底上げしているSOTAを筆頭に、客観的に意見を交わして調整を続けながらクオリティを高めていけるのも彼らの強みだ。オーディションで寝食をともにし、時にぶつかり合いながらも家族のように成長してきた7人だからこそ、自分の意見を押しつけたり相手の考えを否定したりせず、互いの意見を尊重しながら自ずと「グループにとって何がベストか」を考えられるのであろう。
あっという間に迎えた結成およびプレデビュー1周年。7人は、1年前からは想像もつかなかったであろう経験もたくさんしてきた。今夏は、ジョナス・ブルーのステージでコラボした『FUJI ROCK FESTIVAL’22』や『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2022』にも出演。また今月21日に開催される『SUMMER SONIC 2022』で約1年ぶりにZOZOマリンスタジアムに帰ってくる彼らの進化したステージも見逃せない。LEOの「ファイティングポーズではなくハグを」という言葉通り、他のアーティストへのリスペクトも忘れずに、仲間同士で切磋琢磨しながらともに音楽業界を盛り上げていこうというスタンスは、きっと近い将来、国境を越えたフィールドへとBE:FIRSTを後押しすることだろう。
※1:https://style.nikkei.com/article/DGXZQOUC1842P0Y1A211C2000000/