ミライアカリ、朝ノ瑠璃、花鋏キョウ、雨ヶ崎笑虹……本日スタートの「バーチャルTIF」出演アイドルを徹底紹介

犬山たまき

 犬山たまきは、漫画家の佃煮のりおが運営している事務所「のりプロ」所属のVTuber。佃煮のりおの息子で男の娘(おとこのこ)。女性と遜色のないママ(=のりお)似の声が特徴で、事務所の区別なくコラボをする企画系VTuberだ。ちなみに、YouTubeチャンネル名は「Tamaki Ch. 犬山たまき / 佃煮のりお」。2020年の「バーチャルTIF」への出演経験もある。

大声ダイヤモンド / AKB48(covered by 犬山たまき×神楽めあ)

 彼もまた神楽めあのような芸人タイプで、活動初期はダーティなネットスラングを多用するスタイルが様々な意味で話題を呼んだ。少しハスキーでセクシーな歌声が特徴で、フットワーク軽く流行りの楽曲の歌ってみた動画を上げている。3周年でフルトラッキングの体を得てからのダンスMVでは、キュートなステップを披露している。今回バーチャルシーンに興味を持ったなら、入り口として最適なアーティストかもしれない。

Tacitly

 Tacitlyは、日中合同プロジェクト『生放送アニメ 直感×アルゴリズム♪』から生まれたユニット。キリン、シーの2人で活動していたが、現在は3rd Seasonとして、それぞれ彼女たちをベースに作られたAI・リリア、シエルが主に出演している。日中英のトリリンガルでそれぞれの言語でオリジナル曲をリリースしており、7月に行われたアメリカ最大のアニメカルチャーイベント『Anime Expo 2022』にも出演した。

VOICE / Tacitly【Official Music Video】

 2人はボーカルユニットとしての側面が強く、深みを保ったまま透き通っていくロングトーンと心に刺さる高音の響きが特徴的だ。少しハスキーなリリアとエッジの効いたシエルの声がユニゾンで重なることで、2人が補い合うように響きを作り出す。一体感のあるパフォーマンスがクセになるアーティストだ。

てぇてぇトレイン

 てぇてぇトレインは甲賀流忍者ぽんぽこ、星咲ちあ、もちひよこ、さえきやひろ、という4人の個人勢VTuberが集まったグループ。企画や3Dモデリングなど、個人活動で頭角を現すだけの高いクリエイティビティを持ったユニットで、ポップアップストアが開かれたこともある。なおぽんぽこは、彼女の別側面 ガチ恋ぽんぽことしても「バーチャルTIF」に出演する。

ミニモニ。ジャンケンぴょん!歌ってみた 【てぇてぇトレイン】

 ぽんぽこ&もちひよこによるもちぽこの「劣等上等」「 ハッピーウェディング前ソング」歌ってみたや、FAKE TYPE.が提供したさえきやひろのオリジナル曲「ほねっこぱれーど」など、幅広いジャンルで高いクオリティのものを世に送り出している。揃ってパフォーマンスしている動画は、「ミニモニ。ジャンケンぴょん!」の歌ってみたと「e-ma e-ma」の踊ってみたのみだが、そのどちらもオリジナルMV。キレキレのもちひよこに対してダンスの苦手なぽんぽこなど、揃いきらないワチャワチャ感が楽しいグループだ。

東雲めぐ

 東雲めぐは、SHOWROOMで初めてのバーチャル配信者としてデビューしたバーチャルアイドル。自作のイラストで即興人形劇をする『はっぴーパトロール♪たくあんマン!』と、その絵本化や、VRChatのイベント『MIKU LAND』で公式キャストを務めるなど、幅広い経歴を持つ。私立恵比寿中学の「明日もきっと70点」にフィーチャリング参加しており、そちらで存在を知っている人もいるかもしれない。

【漫画MV】Dream Connection / 東雲めぐ【オリジナル曲】

 ゲーム配信や歌枠でも崩れないポジティブでほわほわした雰囲気ながら、歌声にはしっかり芯が通っている。その声の優しさと聞き取りやすさからか、あるいは絵本作家としての側面からか、小さな子供向けに歌や絵本の読み聞かせをするYouTubeチャンネル「ボンボンアカデミー」に出演していたり、VRミュージカル『人魚姫』で主演を務めたことも。平日の朝に彼女の配信を聴いて一日を始めれば、きっとハッピーに過ごせることだろう。

かしこまり

 かしこまりは、Re:AcT所属のバーチャルシンガーソングライター。飲酒お悩み相談配信「ヨルタマリ」でその飲みっぷりが話題になり、ロゴのモチーフにビールが加えられたり、宝山酒造からコラボラベルの日本酒が発売されたりもした。

おやすみ、また明日 / かしこまり (Official Music Video)

 そんな彼女の高い歌唱力を支えるのは広い音域。声帯をきっちり締める歌い方によって高音域で音程を安定させつつ、中音域でもエッジが効いた発声を可能としている。難しい低音も歌いこなし、男声の曲を原キーで難なく歌い上げる。歌一本に惚れ込んで推していくのにふさわしい人材だろう。

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