YamashiRoll & KAJA、iTunesレゲエチャート1位も獲得した楽曲制作のこだわり ユニット結成秘話や今後のビジョン語る

YamashiRoll & KAJA秘話

「まずは自分たちがカッコいいと思える曲をしっかり作る」(YamashiRoll)

——第2弾楽曲「Never Say Goodbye」は、ライブが終わった後の風景、そのなかで生まれる寂しさと充実感を描いたナンバー。そして新曲「Get Up!!」はクラップからはじまるアッパーチューン。生々しいバンドグルーヴ、レゲエとラテンと融合したアレンジ、“立ち上がれ!”というメッセージなど、盛り上がるファクターがたっぷり注ぎ込まれた楽曲ですね。

YamashiRoll:「In The Groove」の反響を受けて、その延長線上にある楽曲を意識して制作しました。10曲くらいデモを作ったんですけど、自分のなかではいろんな条件があったんですよ。「In The Groove」と同じように5秒以内に歌が入ることだったり、尺を3分台にすることだったり、これまでの楽曲以上のKAJAくんの歌声を活かすことだったり。

KAJA:「In The Groove」は女性シンガーの羽純さんもかなり歌ってくれていたので、「Get Up!!」は自分がしっかりメインを取ろうと。

YamashiRoll:うん。まずワンコーラス分だけデモ音源を作って、仲間のミュージシャンと一緒に音を出しながら、生のフィーリングを取り入れて。バンド経験が長いので、「実際に音を出して噛み合えばOK」という感覚が強いんですよね。演奏してハマれば、音源にしてもしっかりまとまるというか。

KAJA:歌詞に関しては特に指定はなくて、とにかくライブをイメージしながら書いてましたね。お客さんとアイコンタクトを取りながら、一緒に楽しんでいるところを思い描いて。

YamashiRoll:クラップを入れてるのも冒頭にシンガロングできるフレーズを入れてるのも、ライブで盛り上がる曲にするためなので。

KAJA:うん。何回かライブで披露したんですけど、歌っていて気持ちいいし、お客さんの反応もすごく良かったですね。

YamashiRoll:ハンドクラップもやってくれたしね。

【Get Up!! / YamashiRoll & KAJA】TEASER

——「Get Up!!」はYamashiRollさんのギターもめちゃくちゃインパクトがありますね。

YamashiRoll:インストバンド、ジャムバンドをやっていたので、ギターだけじゃなく、鍵盤やサックスなどがソロを取ることも多かったんですよ。「リードを取っている瞬間は、その楽器が歌になる」という感じもあるし、YamashiRoll & KAJAでも楽器のフレーズをしっかり入れていきたいですね。もちろんギターは自己表現なので。

——ボーカルとギタリストのユニットであることを打ち出したい、という思いも?

YamahiRoll:それもありますね。特にシングルでは、ギターにもスポットを当てたいので。

——ちなみに〈Get up, stand up!!〉という歌詞は……。

YamashiRoll:ボブ・マーリー「Get Up, Stand Up」のオマージュですね(笑)。実は「Never Say Goodbye」にも〈Everything gonna be alright〉というフレーズがあるんです。もちろん、リスペクトしてますからね。

Never Say Goodbye - YamashiRoll & KAJA - lyric video

——今後の活動ビジョンについても聞かせてもらえますか?

YamashiRoll:まず、僕とKAJAくんがこれまで活動してきたシーンで活動したいですよね。ライブハウス、クラブ、レゲエのシーンでもやりたいし、野外ステージも似合うと思うので。将来的には『FUJI ROCK FESTIVAL』や『GREENROOM FESTIVAL』にも出てみたいです。

KAJA:野外フェス、いいですね。

YamashiRoll:あと『nbsa+×÷』というイベントに憧れてたんですよね。犬式 a.k.a. Dogggystyle、cro-magnon、SOIL&“PIMP”SESSIONSなどジャズのテイストがありつつ、踊れるバンドが出ていて。そういうシーンにも合うと思っているので。

KAJA:もっともっと巻き込んでいきたいですね。ライブに関しても、歌はもちろん、MCを含めて、その場を一つにできるフロントマンになっていきたいです。

YamashiRoll:去年に続いて、今年もリリースパーティを予定していて。

KAJA:1年に1回、みんなで集まって。それ以外にもワンマンをやっていきたいですね。

——本当にライブを大切にする“現場主義”なんですね。ここ数年はコロナの影響もあり、ライブやフェスではなく、TikTokなどのSNSからブレイクするアーティストが数多く登場していますが、この状況についてはどう捉えていますか?

YamashRoll:TikTokもそうですけど、ぜひ使ってほしいですね! 僕自身も今流行っている音楽、ヒットしている曲のフォーマットを研究しているし、SNSにも対応していきたいので。ただ、かなり前の曲がいきなりバズったりするじゃないですか。僕が学生の頃に聴いていたDef Techの「My Way」もそうだし。自分たちがやるべきなのは、いつ聴かれても「いいな」と思ってもらえる曲を作ることだなと。まずは自分たちがカッコいいと思える曲をしっかり作る。そのうえで、どう広めるかを考えていきたいですね。

YamashiRoll & KAJA

■リリース情報
YamashiRoll & KAJA「Get Up!!」
2022年7月18日(月)配信リリース
ダウンロード/ストリーミングはこちら

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