櫻坂46 森田ひかる&山﨑天、Wセンターに起用された意味 対照的な二人が体現した「摩擦係数」のメッセージ

 櫻坂46が公開した新曲「摩擦係数」のMVが話題だ。「摩擦係数」は、櫻坂46が8月3日に発売する1stアルバム『As you know?』の収録曲。軽やかなアコースティックギターのサウンドが印象的なダンスナンバーで、歌い出しの〈大人になるってのは 丸くなるってことだろう?〉といったフレーズや、サビでの〈黙るってのは敗北だ〉〈殴るよりも殴られろ〉といったメッセージ性の強い歌詞が特徴となっている。

 MVでは、白い衣装に身を包んだメンバーたちが激しいダンスを披露しており、高度なブレイクダンスやチームに分かれて踊るシーンなど、迫力満点のパフォーマンスが見どころ。公開されるとコメント欄には「曲もダンスもカッコいい」「中毒性がある」「櫻坂史上最高」といった声が上がり、SNS上でも絶賛の投稿が見られた。

コンセプトは「野生と理性」

櫻坂46『摩擦係数』

 今作で最も印象的なのは終盤のダンスシーンだろう。グループ史上初となるWセンターの森田ひかると山﨑天による圧巻のパフォーマンスに、多くの反響が集まっている。激しく鋭い動きを見せる森田に対し、しなやかに黒髪をなびかせながら踊る山﨑。この対照的な表現をする2人のコントラストは見ものだ。

 監督を務めた映像ディレクターの池田一真氏によれば、今作のコンセプトは「野生と理性」だという。たとえば、森田がブレイクダンスにも似た自由自在な動きを見せつければ、山﨑はスタイルの良さを活かした美麗なダンスで応戦。野性的なダンスを見せるワイルドな森田と、髪や身体のラインが際立つクールで理性的な魅力を持った山﨑が、バチバチのダンスバトルを繰り広げているのだ。

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