BTS V、ドライブ動画で見せたセンス溢れる選曲の数々 自身のソロ作品制作への言及も

 BTSのVが、グループの公式YouTubeチャンネルを更新。「[BTS VLOG] V l DRIVE VLOG」と題した動画では、本人が最近聴いているという曲をチョイスし、ドライブを楽しむというもの。そのセンス溢れる選曲とドライブを楽しむVの姿がファンの間で話題になっている。

 Vが1曲目に選んだのは50年以上も前に発表されたボサノバの名曲、アントニオ・カルロス・ジョビンの「Wave」。昼下がりのような穏やかな雰囲気の中、車を運転しながら「今日は歯科に向かいます」と緩やかにトークを始める。続いて、ウィロー・スミスが2015年にリリースしたデビューアルバム『Ardipithecus』収録曲「Wait a Minute!」が流れると、Vは「全部自分で作ってみたい、やってみたいことが多い」と明かし、自身の音楽活動について悩みながらも意志を持って活動していることが窺えた。さらに「1つのジャンルにこだわらず、挑戦したいと思っていた音楽も一度やってみようと思う」と、自身のアルバム制作について語った。音楽を語る時でも「ARMYのみんなが見た時にクオリティが高いと感じてもらえるように」と、Vは真っ直ぐな眼差しで話す。

 その後、「Uptown Funk」を再生するシーンがあるのだが、注目したいのはマーク・ロンソン&ブルーノ・マーズのオリジナル版ではなく、ジェイミー・カラムのジャズアレンジ版をチョイスしたところ。オリジナルよりもスローテンポで、スタイリッシュなジャズアレンジ版を選ぶところに、彼の趣味嗜好が表れているように感じる。そのほか、クリス・ジェイムス「The Cool Kid」、アダム・レヴィーン「Good Mood」に続き、エド・シーランとジャスティン・ビーバーのコラボ曲「I Don’t Care」も流していた。

 ランチを楽しんだ後、次の行き先に向かうVが「あまりにも僕の好みかな」と選んだのは、トロイ・シヴァンの「Easy」。オーストラリアのシンガーソングライターで、若者から圧倒的な支持を受けているトロイの人気曲だ。続いて1945年発売のビング・クロスビー「It's Been A Long, Long Time」。Vは、昨年6月にこの曲をInstagramに投稿したこともあり、かなりお気に入りの楽曲のようだ。

 ジョン・メイヤーがプロデュースしたコーシャス・クレイ「SWIM HOME」やザ・ウィークエンド「Save Your Tears」にアリアナ・グランデが参加したリミックス版などが流れる中、ドライブでのプレイリストを締め括ったのはハープ奏者 ラヴィニア・マイヤーの「Dances for Harp and Orchestra, L. 103: 1. Danse sacrée」。ハープを弾くような指の動きや指揮者の振りをしてノリノリなVが辿り着いたのは、屋内のゴルフ練習場だ。ゴルフの腕前を披露し動画が終わると思いきや、「スポーツで終わるのはちょっと残念だから」と、夕食の特典映像まで盛りだくさんで動画は幕を閉じた。

 ドライブ中のプレイリストを紹介した本動画。過去には VLive内企画『テテ FM6.13』でラジオDJを務め、様々なジャンルの楽曲を紹介していたV。今回の動画でもウィロー・スミスやアデル、ザ・ウィークエンドのような最新の人気アーティストから、「It's Been a Long, Long Time」や「Dances for Harp and Orchestra, L. 103: 1. Danse sacrée」のような、マニアックな曲に至るまで、彼の音楽の趣味を覗くことができた。ジャンルや年代に関わらず多くの音楽を聴く姿勢は、彼自身の音楽活動にも良い影響を与えているに違いない。

 この動画でも、「ARMYを喜ばせたい」という気持ちを胸に彼自身の音楽制作に取り組んでいることを語ったV。日頃から多くの音楽に触れ、インスピレーションを受ける彼の最新アルバム情報を心待ちにしたい。

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