BE:FIRST、冠番組やSNSで見せる“素の表情”で新たなファン切り開く 若年層へも広げるアプローチ

 BE:FIRSTの冠番組『BE:FIRST TV』(日本テレビ系)6月11日放送回で、メンバーがダンスの強豪校を訪問。コロナ禍で入学式や各種行事が行えずにいる中、高校生活の記憶に残る思い出をBE:FIRSTと一緒に作ろうという試みが行われた。ダンス部の生徒たちにはメンバーが訪問することはサプライズ。「『BE:FIRST TV』の収録が入る」とだけ伝え、「Bye-Good-Bye」のダンスを練習してもらっていた。そこへ、練習中のスタジオに生徒たちの背後からメンバーが登場。何事もなかったかのように曲のサビを共に踊り出すと、途中で異変に気づいた部員が驚き、まさかの出来事に歓声が。サプライズ登場は大成功した。

 今回の訪問では、このサプライズのみならず、生徒たちとの交流も行われた。お悩み相談のコーナーでは、「ダンスの際に体幹がなくブレてしまう」というダンス面の課題から、「英語の長文を覚えることが苦手」という高校生ならではの悩みまでさまざまな質問が。これに対し、SOTAが「どんな時にブレやすいのか、自分の身体を知ることが大事」とアドバイスをしたり、帰国子女のMANATOが「英文のフレーズをメロディに乗せて歌にすると良い」と経験を踏まえて伝えたりと、各メンバーから参考になる回答が寄せられた。また、「しなやかな振りのダンスが苦手」という生徒に対しては、ガールズグループのダンスの振りを得意とするRYUHEIが実際に手本を披露。TWICE「The Feels」を踊って見せたほか、生徒と二人でKep1er「WA DA DA」を軽やかに踊り、特に曲中で向かい合って顔を見合わせる場面では見守るメンバーや部員たちから歓声が上がるなど、大きな盛り上がりを見せる回となった。

 まさに同世代である高校生との交流から感じられたのは、BE:FIRSTが若い世代からも支持されるグループであるということだ。昨年11月のデビューから約半年にも関わらず、積極的な楽曲リリースやプロモーション、メディアやライブイベントへの出演等が功を奏していることも知名度の広がりを生む要因であるが、現役高校生メンバーが所属していることも理由の一つであろう。特に現在高校1年生の最年少メンバー・RYUHEIや、昨年度高校を卒業したばかりのSHUNTOらは生徒たちと年齢も近く、BE:FIRSTを好きになるきっかけにもなり得る。プライベートでも最新のトレンドにアンテナを張っているメンバーが多く、ファッションやカルチャーのみならず、パーソナリティを務めるラジオ『SPARK』(J-WAVE)等では流行の楽曲の話題に花を咲かせる様子も印象的だ。

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