チャン・グンソク、4年半ぶりの再会に喜びと感謝の「ただいま!」 祝福ムードに包まれたファンミーティング

チャン・グンソク、4年半ぶり来日公演レポ

 チャン・グンソクの来日イベント『2022 JANG KEUN SUK FAN MEETING “We will meet Again”』が6月3日、4日に東京ガーデンシアターで開催された。本稿では、その1日目の様子をレポートする。

チャン・グンソク

 入隊前最後のツアー以来、約4年4カ月ぶりとなったチャン・グンソクの来日。会場には開演前から手拍子が鳴り響き、ファンが今か今かと再会の時を待ち望んでいた。

 定刻、ステージ手前の紗幕に、入隊前、入隊後、コロナ禍のそれぞれの際に綴った日記のテキストが投影される。紗幕が上がると、ステージ中央に立ったチャン・グンソクに、割れんばかりの拍手が送られた。

チャン・グンソク
 カラフルな花が敷き詰められたステージを煌びやかな照明が彩り、オープニングナンバー「Star」へ。4年4カ月、待ちに待った再会の思いを乗せるように、目を閉じながら丁寧に歌う。ゆったりとした歌い回しで豊かな低音を聴かせた。曲の終わりには、ファンに事前に配られた「おかえり」のスローガンが一斉に掲げられ来日を祝福するサプライズもあり、それを目にしたグンソクが嬉しそうな表情を浮かべた。

 この日は、会うことの叶わなかった時間を埋めるように様々な話題のトークでファンとのコミュニケーションを図った。「最近はストレスもなくピースフルでした」「日本に帰るにあたって、1カ月毎日サイクリングで有酸素運動してました」と近況を報告。さらに「練習していたし自信もあったのに、さっき緊張してお腹が痛くなった」と珍しい一面も見せる。サプライズで来日を歓迎するスローガンが掲げられたことに対しては「帰れるところがあるとそれだけで幸せじゃないですか。帰るところに帰ってこれた感じがします」と喜びを噛みしめた。

チャン・グンソク
 トーク企画前半の“JKS Life goes on”では、事前に募集した3つのテーマをもとにグンソクが考えたことを話したり、ファンから集まったコメントが紹介された。

 ひとつめのテーマは「青春」。「僕は今もまだ青春じゃないかな。30歳のときはもっと頑張らないとって自分を追い詰めるストレスがあったけど、34歳になって、今もまだ青春じゃないのかなって思うようになった」と変化を語ったグンソク。ファンから集まったコメントには、10年ほど前にグンソクが出演した夏フェスや急遽企画されたというテニスイベントなどの思い出が寄せられ、共に青春を過ごした時間を懐かしんだ。

 ふたつめのお題「40」について、「早く40歳になりたいんですよ。20代のときはエネルギー満々で、30代では責任感が強くなった。40歳になったらもっと落ち着けると思うので、落ち着いたグンソクになりたい」と話し、さらに「軍隊に行くこと以外で休んだことがなかったので、軍隊に行く期間は僕にとって充電の期間だったんです。これまでとは全く違うことを充電できたから、新しいことを放出していけると思う」と今後の活動に見出すことができるであろう変化への期待も高めた。

チャン・グンソク
 最後のテーマは「家族」。「寂しいです」と唐突に話し始め、「この4年半で、友達がみんな結婚しちゃって。みんな子供ができたりして今まで通りに会えなくなっちゃったし、たまに会うと、ずっと子供の写真を見せてくるんですよ。可愛いし見たいけど、ずっとそれ? って思っちゃう(笑)」と続けた。そんな寂しさを吐露した一方、ファンから募った家族にまつわるエピソードでは、家庭内でグンソクがまるで親戚の子供のようにファンの子供や連れ合いにも気にかけられて、家族ぐるみで愛されてる様子が紹介され、和やかな雰囲気に包まれた。

 事前に配られていた、YesとNoが印字されたスローガンをファンが掲げるなど、対面でのコミュニケーションを楽しみ互いの思いを伝え合ったファンとグンソク。再びライブパートに移ると、「日本では歌ったことがない新曲です」と「Day by day」を披露した。オープニングの歌唱とは印象を変え、清々しい笑顔で歌い上げる。ダンサブルな楽曲に乗せて、ときにリズミカルな、ときに滑らかな歌声を生かした歌唱で魅了した。

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