『iCON Z』密着第27話、KIDMATICがFANTASTICSとのコラボに向け合宿 世界&佐藤大樹の指導で新たな課題が浮き彫りに
焦りを抱えたまま迎えた、2人へのダンス披露の場。直前まで必死にフォーメーションの確認をするメンバーだったが、途中で世界と大樹がスタジオへ現れ、いよいよ本番へ。メンバー全員がダイナミックに交差する見せ場も作り、爽やかなダンスでまとめあげたつもりだったが、パフォーマンスを終えた彼らに2人がかけた言葉は厳しいものだった。
大樹は、柔らかな口調ながらも「これをFANTASTICSと一緒にやったとき悪目立ちしちゃうかなと思った。今のクオリティじゃ見せない方がいい」とはっきりとダメ出し。世界は「あくまで自分たちの練習のためにやったと思ってもらって、これをそのままお客さんの前に出すとかは全く考えない方がいい」と伝えた上で、リーダーを峻乃介が務めたことに言及しながら、「一体感とかチーム感が全く見えてこなかったので、まとめ方も勉強しなきゃいけないし、ついていく人たちもちゃんと信頼してついていくことも大事」とチームワークのなさを指摘した。さらに練習を見ていたダンストレーナーも、前日とクオリティが変わっていないことを指摘した上で、「今すぐなりたかった人と代わってあげてほしい。一生懸命やってる? (日本武道館に)出られない人は出なくて良い。楽しく踊りたいなら帰っていい。絶対アーティストになれないから。そんな覚悟で」と厳しい言葉を投げかける。
まだまだまとまりがなく、ステージに立てるクオリティではないKIDMATIC。パフォーマンス後に山本洸太が「話そう」とミーティングを持ちかけるが、峻乃介は足早に部屋を出ていってしまう。すぐに中村碧が追いかけるが、トイレにこもってしまった。リーダー不在の中、残りのメンバーで話し合いが始まる。碧は「全部峻乃介に任せきりになってしまっていた部分があった。一番ストレスが溜まっていると思う。同じチームメイトなのに。(峻乃介を)リーダーにさせた俺らがちゃんと踊らないといけないのに、100%で踊らないから何回もやり直していた」と涙ながらに今の想いをメンバーに打ち明ける。洸太は「峻乃介が求めているものを理解したり汲み取ったりするのが足りていなかった。何かをするって決めたら全体でサポートしていくのが大切かなと思った」と自分たちの行動を振り返った。
ここで峻乃介が戻り、みんなの輪に加わる。重たい空気の中、口を開いた峻乃介は「この9人で武道館に行っていい結果を残したい。不完全燃焼で終わりたくない。リーダーとしての役割はまだまだだけど、全力を尽くして取り組んでいるつもりだから、ついてきてほしい」と胸の内を素直な言葉でメンバーに語る。峻乃介の言葉を聞いた蒼虎は「何やってるんだろうなと思いました。もっとやらないと」と自省し、岡尾琥珀は「チーム全体の見え方がよくないといけないのに、どうしても自分の踊り方を見せたいというのが出てしまっている」と客観的にKIDMATICの問題点を分析した。
腹を割って話し合った彼らは、ここから挽回するために“KIDMATICとは?”と自分たちのカラーや強みを改めて振り返ることから始める。「セクシーかつパッション」「いろんな見せ方を持ってる」「一番アクロバットができる」と、自分たちの武器や個性を話し合ううちに、彼らにまた笑顔が戻り始めた。また、これまで峻乃介に任せきりだった動画撮影などの作業も、メンバーが率先してやるように。メンバーの変化によって、峻乃介も大きな声で話し合い、リーダーとして着実にグループを引っ張っていく存在へと成長していた。
少しずつチームワークが生まれ始め、さらなる進化を遂げるKIDMATIC。彼らは武道館前の最終チェックでどんなパフォーマンスを見せるのか。次週の放送は、2022年5月15日21時よりスタート。強化合宿第2弾としてLIL LEAGUEとCROONERZの様子が1時間まるごと放送される。