INI、アースデイに向けたオンラインイベントにKEN THE 390、SKY-HI、BE:FIRST登場 貴重なトークセッションでの交流も
4月17日、東京都内にてオンラインライブイベント『JFN EARTHDAY SPECIAL TO THE FUTURE From INI』が行なわれ、INI、KEN THE 390、SKY-HI、BE:FIRSTが出演した。心躍る素晴らしいステージを、会場の様子を含めてレポートしたい。
配信スタート前、ステージ横に集まり声出しをするINI。ステージに上がると円陣を組み「We are INI!」と気合いを入れる。照明が暗転し、曲が始まる直前まで、木村柾哉と後藤威尊が動きの確認をしていた姿が印象的だ。オープニングライブとして披露されたのは、温かなメロディが心地よい「KILLING PART」。木村と西洸人が作った可愛らしい振付も、楽曲の雰囲気に絶妙にマッチしている。「Log in to us! INIです」と挨拶をすると、西、田島将吾、池﨑理人、佐野雄大、許豊凡、藤牧京介、髙塚大夢、松田迅、後藤、尾崎匠海、木村の順で1人ずつ自己紹介へ。自己紹介コメントを言い終わるたび全員で盛り上げたり、終始木村と尾崎がちょっかいを出し合っていたりと、仲の良さが微笑ましい。
そんな雰囲気を一転させ、「Overall」でクールにパフォーマンスをスタートさせたのは、KEN THE 390。続けて「Break All Remix~インファイト」とバースを組み合わせて次々と曲を披露していく。早口でありながらも一つひとつの言葉がしっかり聞き取れる、彼ならではのテクニカルなフロウはやはり圧巻だ。ここで「紹介するぜ、ドス鯉倶楽部!」とドス鯉倶楽部こと田島、池﨑、西を呼び込み、『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』(GYAO!/TBS系)の課題曲にもなっていた「Nobody Else」を4人で披露。出始めこそ緊張している素振りが見えたが、KEN THE 390と田島がハイタッチするなど楽しんでいる様子が伝わってきた。パフォーマンスが終わると「緊張した」と口々に言う3人。かなり入念に準備をしてきたそうで、KEN THE 390がLAPONEエンタテインメントのスタジオに行って練習をしたというエピソードも飛び出した。
ドス鯉倶楽部がステージを後にすると、「そしたらさらなる高みまで」と「Turn Up」へ。途中でSKY-HIが登場し、トップクラスのラッパー2人による豪華なステージが実現していく。「今日僕、(BMSGの)社長として来たんですよ(笑)」と会話をしながらの流れで「Lego!!」に入っていくのもさすがだ。2人で目を合わせながら笑顔でパフォーマンスした後、「(出演する)もう1組がBE:FIRSTって聞いたからSKY-HI来てるか連絡してみようって思って。じゃあなんかやらない?って」とこの共演が実現した経緯が語られる。SKY-HIは「急いでカラーコンタクトを入れました(笑)」と返すと、「KEN THE 390、大きなリスペクトを!」とステージを後にしていった。ちなみに、ステージを降りたSKY-HIと西がKEN THE 390のステージを見ながら何やら話をしている場面も。こうしたイベントならではの光景だろう。
「みんなが楽しめる時間をこれからもたくさん作っていけるように気持ちを込めて」と語り、「リフレイン」へ。パフォーマンスが終わると、「ありがとうございました〜!」と、漫才師が如く勢いよく出てくる尾崎と後藤。「勉強になりました。曲入った瞬間のスイッチの入り方が(すごい)。ギャップ気持ちいい」(後藤)と感動した様子を見せる。さらにEARTHDAYにちなみ、尾崎から「理想の未来についてどう思いますか」と難しいテーマを投げかけられるKEN THE 390。「最終的にはみんなが我慢しないでハッピーになれたらいいな。そこにたどり着くまでに、多少の我慢は大人は必要かも。でも我慢したことでよりハッピーな未来が待ってると思う」と素晴らしい答えを返していた。
ここでチャイム音が鳴り、INIメンバーが登場。髙塚の進行で「EARTHDAY発表会」がスタートする。尾崎と松田は「マイクロプラスチック」、木村と後藤は「フードロス」、髙塚と許は「5R」をテーマに、地球の環境改善のための方法をプレゼン。ワイワイと盛り上がりつつ、笑いを生みつつも地球について学んだ後、髙塚と松田がステージに残った。ここで「やってまいりました! メインイベント、松田迅と髙塚大夢、“つなぎ”です!」と自ら盛り上げる松田。髙塚はその横で笑いながらも、「俺ね、大学でマイクロプラスチックを勉強してたの。だから嬉しかった」と落ち着いて話を続ける。視聴者からのコメントを読み上げたり、「プロってやべえ」(松田)とKEN THE 390とSKY-HIのステージの感想を言い合ったり、微笑ましいやり取りを見せていた。
続いてはBE:FIRSTのステージへ。暗転したステージに黒のスーツ風衣装を身にまとって7人が登場。「Gifted.」がスタートする。イントロ部分のポージングからキマっており、RYUHEIの歌い出し第一声目で空気感がガラリと変わったのがわかるほどだ。「改めまして、BE:FIRSTです。ゲストとして呼んでいただいて、ありがとうございます」と挨拶をし、5月18日リリースの2ndシングル『Bye-Good-Bye』を告知。トークもそこそこに、2曲目の「Bye-Good-Bye」のパフォーマンスが始まる。「Gifted.」とは打って変わって爽やかなナンバーで、メンバーたちは表情をガラリと変えて世界観を作っていく。生歌かつ激しいダンスを続けて披露したにもかかわらず、誰一人息が上がっていない。パフォーマンス力はもちろん、基礎力の高さにも驚かされたステージだった。