BUGVEL、GUNOも合流果たしたデビューショーケース トークコーナーではORβIT HEECHOとの制作秘話も

BUGVEL、デビューショーケースレポ

 日台5人組グループ BUGVELが、デビューシングル『bad guy』のリリースを記念し、4月1日に『BUGVEL DEBUT SHOWCASE』を東京・Zepp DiverCity(Tokyo)で開催した。グループ結成以来、コロナ禍で来日が叶わなかった台湾出身メンバー GUNOもようやく合流を果たし、楽しいトークやゲーム、そしてデビュー曲「bad guy」はもちろん、新曲「dawn」など5曲をファンに披露した。

 BUGVELは、MINATO、GUNO、RAIRA、MAHIRO、KOSHINの日台5人のメンバーで構成されたダンスボーカルグループ。2020年10月の結成以来、前述の通りGUNOが来日できず、レコーディングや取材にリモートで参加してきた。韓国で同じオーディション番組に出演してたMAHIRO以外のメンバーとは一度しか直接対面したことがないという状況の中での活動だ。今回のショーケースも入国できるかギリギリまでわからないとアナウンスされていたため、「果たしてGUNOは日本に来ているのだろうか」と、ファンは期待と不安が入り交じった気持ちでスタートを待っていた。

 会場が暗転し、オープニングナンバーの「bad guy」が始まると、スタートから会場は総立ち。低音が響き渡る会場に、シンクロしたダンスが映える。声が出せないファンは声援の代わりの赤いペンライトを激しく揺らした。ステージの上に立っているのは5人。しかし、GUNOのパートはスタンドインのダンサーが務めている。BUGVELに会えた嬉しさと、「GUNOはやっぱり来られなかったのか……」という寂しさが混じったムードの中、その後に続いたトークコーナーで、ようやくGUNOの来日が知らされ、大きな拍手が沸き起こった。

 メンバーとファンに呼びこまれ、GUNOがステージに。初めて5人が揃った姿を前に、ファンも喜びの拍手を送る。「GUNOが来日できると知ったのが直前で、その知らせをきいた全員でハグして喜びました」とRAIRA。GUNOは、「めちゃめちゃ緊張しているけど、嬉しい」と笑顔を見せた。メンバーとの再会は、空港だという。全員でGUNOを迎えに行ったが、KOSHINとMAHIROが「GUNOに牛丼を食べさせたくて、店の営業時間を確認に行った間にゲートから出ていて感動的な出迎えができなかった」というエピソードもあったのだそう。

 トークコーナーでは、楽曲に関する話もたっぷり。デビューシングル『bad guy』には、デビューに先駆け配信リリースされた「WARNING」と「彩雲」の2曲を“final mix”として再レコーディングして収録している。KOSHINからは「僕らの先輩、ORβITのHEECHOさんがプロデューサーとして参加してくれたのですが、HEECHOさん的には“プロデューサーの時の名前はキムヒ”というこだわりがあって、キムヒ呼びがマストでした(笑)」という裏話も。

 「bad guy」の作詞を手掛けたMAHIROは、「曲のデモをいただいたとき、bad guyという言葉が浮かびました。でも同時に恋愛感情というか、失恋(のような雰囲気)も感じた」と歌詞について言及。また、「メンバーの中のbad guyは?」という質問にGUNOが、「MAHIROはいつもbad!」と言ってメンバーたちを笑わせた。デビュー曲にもかかわらずMVがないことについては、RAIRAが「GUNOが来日できることになり、5人揃った完全体のBUGVELで撮影しようと話し合った。これから撮影する予定」と言うと、ファンが喜びの拍手を送った。

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