Skoop On Somebody、オリジナルメンバー集結で第3章へ 祝福あふれたデビュー25周年公演

Skoop On Somebody、デビュー25周年公演

 KO-HEYが脱退するまでを第1章、2人体制になってからの期間を第2章、そして再び3人になった今からを第3章とし、「みんなと第3章の第1日目を迎えられて幸せです」とTAKE。この日は第3章の第1弾となる新曲「Hooray Hooray」を初披露した。

 「頑張っているみんなのための応援歌が作れないかと思った」と。新曲の初披露にちょっと緊張気味のTAKEに、「じゃあちょっとやってミルク?」と、KO-ICHIROがダジャレで場を和ませる。離れていた期間があっても、決して変わることのない3人の関係性が、端々から感じ取れた。力強く前に進むようなビートに、ポップで耳なじみのいいメロディ。夢に向かって頑張る人の背中を押す歌詞と、真っ直ぐで熱いボーカル。会場には手拍子が広がり、サビの〈Hooray Hooray〉という歌詞では、手を左右に揺らして会場が一つになった。

Skoop On Somebody

 終盤には「25年前、僕たちはこんな曲でデビューしました」と、デビュー曲「No Make de On The Bed」を紹介し、25年前よりも磨きの掛かったハーモニーと色気、渋谷系にも通じるポップなサウンドが広がる。そして本編最後は「バラ色」を歌い、会場には赤やピンクのライトと共にミラーボールが回ってきらびやかな雰囲気に包まれる中で、声を出す代わりに手の動きでコール&レスポンスが繰り広げられた。

 アンコールでは「特別な日だから特別な曲を」と、ライブではあまり演奏しないという「S・O・S」を3人で歌い繋いだ。そして突然始まったのがKO-ICHIROのインスタライブ。この日来れなかったファンへのサプライズだ。ラストには相手を受け止める強さ、愛する強さ、信じる強さを歌ったバラード「Key of Love」が披露され、真っ直ぐで熱いTAKEのボーカルと、KO-ICHIROとKO-HEYの美しい和音を奏でるコーラスが、世界に向けてインスタライブにて生配信された。

 この日を振り返り「目に見えない気持ちを体感した」(KO-HEY)、「皆さんとまた夢を見たい」(TAKE)、黙って頷くKO-ICHIRO。最後に並んで挨拶をする際に、KO-HEYを真ん中に挟んで並んだ姿が印象的だった。12年空席のままだった場所が埋まったこの日、お互いがかけがえのない存在であることを確認し合ったライブ。Skoop On Somebodyの第3章が、最高の形でスタートを切った。

■セットリスト
1 M.F.S.B.
2 Sexy Sexi Sexe
3 around the world
4 Perfume Love
5 Soul'n'Roll
6 Nice'n Slow (S.O.S.edition)
7 Sing a Song (4 U)
8 Still
9 ama-oto
10 祈り
11 instrumental
12 Every Kiss, Every Lies
13 sha la la
14 SOUL MATE
15 Hooray Hooray(新曲)
16 No Make de On The Bed
17 ぼくが地球を救う
18 バラ色~M.F.S.B. chaser
19 S・O・S
20 Key of Love

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