「一周目の冬」インタビュー
安斉かれん、ミステリアスキャラ脱却し等身大の自分へ 音楽を通して届ける、ありのままの気持ち
2022年は「安斉かれんの色がどんどん変わっていく」
ーーここまでの3曲はサウンドのタイプも歌詞の内容も全く異なる雰囲気で。それによって安斉さんの歌声も変化していますよね。
安斉:各曲で歌い方はけっこう変えてますね。「18の東京」はキャッチーさを重視して真っ直ぐに歌うことを心掛けました。ある意味、ちょっとロボットっぽく歌ったというか。
ーー安斉かれん節とも言える歌声が一番出ていますよね。
安斉:ですよね。私っぽいなって、自分でも思います(笑)。で、「夜は未完成」では言葉をしっかり聴かせると同時に、人間っぽさをより出すように意識して。「現実カメラ」の場合は、かわいさを出すためにぐちゃっとした歌い方をしたというか。サウンドに合わせて声にエフェクトをかけたりもしています。
ーーそういった多彩な歌の表現は間違いなくこれまでの活動で手に入れたものですよね。
安斉:そう思います。ただ、まだまだいろんな歌い方ができるなとは思っていて。まだ出せていない表現も自分の中にはあるので、この7作連続はもちろん、これからの活動の中でそれを出していきたいですね。
ーーそして1月19日には4作目となる「一周目の冬」の配信がスタートします。今の時期にピッタリな愛の歌ですね。
安斉:すごくあたたかいバラードなので、自分としてもすごく気に入ってます。歌の雰囲気も合わせて、優しく、丸いイメージのある仕上がりにしようと思って制作は進めました。歌詞に関しては、初めての冬を一緒に過ごすカップルのことを描いていて。日常の中のちょっとしたワンシーンでさえも愛おしく感じている2人の姿をちゃんと届けられるように、冷蔵庫とか身近にある素朴なワードをあえて使ったりしましたね。
ーーその冷蔵庫にはステッカーが貼ってあるんですよね。そのあたりもすごくリアル。
安斉:実際、私の冷蔵庫がステッカーだらけなんですよ(笑)。で、そのステッカー1枚1枚には、「これはあのお店でもらったやつだな」とか思い出もあったりして。曲の中の2人の生活にもそういう思い出があったらいいなと思って、言葉選びはしていきましたね。
ーー〈いつの日も探してるよね/音がする感情を〉というラインもすごくよくて。〈音がする感情〉っていい表現だなと。
安斉:うれしいときって「ヤバーい胸高鳴る!」みたいな感じで、ルンルンって音が聞こえてきそうになるじゃないですか(笑)。逆に悲しいことがあっても、その感情の波から音を感じるときもあるし。そういう音を2人で探しながら過ごせたら日々がより楽しくなると思うんですよね。私は常々そういう感覚で生きているので。
ーーこの曲のボーカルにはどんな思いを乗せましたか?
安斉:優しく、愛おしく歌おうって思いました。色で言ったら、柔らかい黄色みたいなイメージの声。感情を豊かにした状態でレコーディングしないと声が尖ったりしてしまうので、気持ちをリラックスさせながら臨みましたね。あと曲によっては細かくパートごとに歌うこともあるんですけど、この曲は感情を大事にするために1曲通して歌うようにしました。
ーーそういった曲ごとのアプローチに悩むこともあります?
安斉:超悩んだことはないです。ただ、自分だけの感性で歌っていると新しいものが生まれないなとは思うので、最近はディレクションをしてもらうことも多くて。そうすることで自分の中に新たな引き出しが生まれて、表現の幅が広がるんです。レコーディングは毎回、新たな発見があって楽しいですね。
ーー今回の4作目までは、有名絵師による背景に実写の安斉さんが登場する斬新なアニメーションMVも制作されています。その仕上がりも話題になっていますね。
安斉:私自身、絵が好きということもあって、今回はイラストとコラボしたMVにしようということになったんですよ。毎回、絵師の方が描いてくれた私が登場するんですけど、それぞれ違う視点やタッチが描かれているのが新鮮で。ほんとにありがたいですし、楽しいコラボですね。
ーー最新曲「一周目の冬」はゆりぼうさんによるイラストとのコラボになります。
安斉:4曲の中では一番優しい色合いだし、一番キュートな雰囲気になってます。なので私の表情もけっこう柔らかい感じですね。「現実カメラ」のときはめっちゃ尖った表情してたんで、今回はマイルドに(笑)。
ーーこの後も新曲の配信は続きます。楽しみですね。
安斉:いろいろ新しいことも考えているので、安斉かれんの色がどんどん変わっていくと思いますよ。MVに関してはまた今までとは全然違う感じになりそうだし。それによってみんなが「おー!」ってなってくれたらと思うと今からワクワクです。
ーーでは最後に。2022年はどんな1年にしたいですか?
安斉:引き続き7作連続配信もあるので、もっともっと新しい自分を出していくことが一番の目標かな。素の安斉かれんのキャラももっといろんなところで出していきたいし(笑)。あとはギターを本格的に始めようかなとも思っていて。
ーーおー、いいですね。
安斉:家にギターはあるけど、ちゃんとやってこなかったから全然上手くないんですよ。だから本気でやるために、爪も切ろうかなって。ギターの鳴ってる曲がすごく好きなので、自分で弾けるようになればそういう曲もどんどんできますからね。
ーー作曲にも使えるでしょうし。
安斉:ね! なんでもできるのが一番だと思うので、まずは挑戦! ライブも今年こそはやりたいです!
■配信情報
7作連続配信シングル
第4作「一周目の冬」配信中
https://KalenAnzai.lnk.to/1shumenofuyu
第3作「現実カメラ」
https://KalenAnzai.lnk.to/genjitsucamera
■関連リンク
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<締切:2月27日(日)>