安斉かれん「私、マジで普通ですから(笑)」 『M』主演女優の等身大の素顔と音楽遍歴に迫る

安斉かれん「私、マジで普通ですから(笑)」 『M』主演女優の等身大の素顔と音楽遍歴に迫る

 ドラマ『M 愛すべき人がいて』(テレビ朝日系)で主人公・アユ役を演じ、一躍注目を集める存在となった安斉かれん。彼女は元号が平成から令和へと変わった2019年5月1日、“ポス(ポストミレニアル)ギャル”≒“新世代ギャル”というコンセプトと共に「世界の全て敵に感じて孤独さえ愛していた」で歌手デビューを飾った、現在20歳のシンガーだ。

 歌手活動においては、近未来SF的なMVやビジュアルも相まってミステリアスな雰囲気を放っていた安斉かれんだが、話を聞いてみると等身大の言葉と表情で気さくに受け答えしていたのが印象的だった。今回インタビューでは、幼い頃から音楽や楽器に触れてきた彼女がどのようなきっかけで歌手を目指したのか。そして、初めての演技経験から表現者として学んだものとは。様々な角度から彼女のパーソナリティーを紐解いてみた。(編集部)

(ドラマの現場は)見るもの全てが勉強になっています

ーードラマ『M 愛すべき人がいて』、毎週楽しく見させてもらっています。

安斉かれん(以下、安斉):ありがとうございます!

ーーSNSのタイムラインにはオンエア中からドラマ関連のワードが溢れ、Twitterの世界トレンドにもランクインするなど大きな話題となっています。安斉さんの耳にもいろんな反響が届いているんじゃないですか?

安斉:そうですね。毎回放送が終わると友達や家族から「見たよー」ってLINEがいっぱい来て、みんな「すごく面白い」と言ってくれます。特にLINEが早くて内容が独特なのはお父さん。2話でアユが肩を脱臼するシーンがあった時は「肩大丈夫? 痛くない?」って(笑)。

ーーあははは。お父さん、かわいい(笑)。

安斉:楽しんで見てくれてるみたいでうれしいです。

ーードラマの注目度と比例して、現在、安斉さんのSNSのフォロワー数も急増中ですね。

安斉:「ドラマを見てファンになりました」と言ってくださる方がたくさんいて、すごくありがたいなって。ドラマの感想コメントもみんな優しいんですよ。うれしいからとりあえず全部“いいね”しちゃいます。

ーー今作が演技初挑戦ということですが、ドラマの現場を体験した感想はいかがですか?

安斉:本当に楽しいです。いつもワイワイしてて。実は最初、俳優さんや女優さんって現場でどんなテンションなんだろう? 私はどんな感じで行けばいいんだろう? というのが分からなくて不安だったんです。普段、自分の周りの音楽をやっている人たちは「Love&Peace!」みたいなフランクなノリが多いんですけど、それとは絶対違うだろうなとか考えちゃって……。

ーーそうだったんですね。

安斉:はい。だから皆さんがすごく優しくて親切で、和気あいあいと過ごされているのを見てホッとしました。カメラが回った瞬間にパッと切り替えて役に入るところもすごいなって思うし、何もかも初めての私にとっては見るもの全てが勉強になっています。

アユの負けない心や芯の強さを表現したい

ーーではアユの役作りで意識していることは?

安斉:田舎から上京してきた少女が、一人の男性と出会い、スターへの階段を駆け上がっていく……。そういう中でのアユの負けない心や芯の強さというものは原作を読んでもすごく感じたし、ブレないように表現したいと思っています。

ーー確かにそこはアユというキャラクターの肝ですよね。

安斉:はい。常に真ん中に持っていないといけないなって。今回、撮影が順撮りじゃないんですよ。初々しい時期からトップスターの時までをバラバラに撮っているので、そういう一貫したものがなおさら必要になるなって思います。

ーー順撮りじゃないと聞いて、今すごく驚きました。初ドラマにしてかなりハードルの高いことをやっていますね。

安斉:演じる時間軸が長いので、「今はどのアユ?」ってたまに分からなくなります(笑)。

ーー特に序盤は、“うまくできない”演技をしなきゃいけないのも難しそうだなって。2話でニューヨークへ行き、鬼トレーナーからレッスンを受けるも最初はダメダメだったりとか。

安斉:そうですね。2話はアユの成長の段階を付けていくのが本当に大変でした。でも自分を信じて、手探りながらもその場その場で切り替えて。現場では監督にいっぱい相談していて、まずは自分なりに考えたお芝居をやって、「それでいこう」とか「もうちょっとこうして」というアドバイスをいただきながら進めています。

ーーちなみに、これまでで最も気持ちが入ったシーンというと?

安斉:私もアユと同じでおばあちゃんっ子なんです。だからおばあちゃんが出てくると自然と心が安らぐなって。演技は本当にまだまだなんですけど、そういうシーンはちょっとだけ役に“入れた”感じがありました。

ーードラマは今後、アユとマックス・マサ(三浦翔平)の仕事を超えた関係性にも注目が集まります。アユの恋愛に関してはどんな印象がありですか?

安斉:うーん、スケールが大きすぎてちょっとピンと来ないです(笑)。あんなふうな人生を変えちゃう出会いって、なかなか経験できないじゃないですか。相手を全力で信じて愛して突き進む……っていうのもすごいと思うし。

ーー共感できるところはある?

安斉:自分とは別世界のシンデレラストーリーという感じです。素敵だな、憧れるなって。

ーーじゃあ、いつかはアユのような大恋愛をしてみたい?

安斉:そうですねぇ、いつかは。でも、したらしたでそっちにのめり込んじゃいそうだし……。ほら、恋愛って大変じゃないですか?(笑) いろいろと。でも、人を好きになることで書ける歌詞もあると思いますし、難しいところです(笑)。

ーー今回のお芝居経験が自身のアーティスト活動に生きそうなことはありますか?

安斉:それはいっぱいあると思います。歌は自分を表現して、お芝居はキャラクターを演じるっていう真逆のものかもしれませんが、目線の配り方やカメラに自分がどう映るかっていうのは今回改めて勉強になっていることが多くて、それが今後の音楽パフォーマンスやMVの表現に生きそうだなって。自分ではちゃんとやっているつもりでもモニターを見ると全然できていない……とか、日々気付きにあふれています。

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