Kep1er、破竹の勢いでバイラル上位にチャートイン 変化に富んだ楽曲で新たなグローバルグループ代表格となるか
4つ打ちのタイトなビートと粘るようなベースラインが絡み合うダンサブルな楽曲に仕上がっており、大きなスピーカーでも映えるサウンドデザインは、クラブシーンにも通用する強度だ。クールなトラックの合間に一服の清涼剤のように何度か提示される〈Oh Oh Woah/너에게로 WA DA DA DA〉という印象的なフレーズが効果的なフックの役割を果たしていて、ポップソングとしても非常に鮮やかである。また、9位に同時ランクインしている「MVSK」もクラブシーンを意識した楽曲になっており、イギリスのダンスミュージックデュオ・Disclosureを彷彿とさせるスタイリッシュなアレンジが印象的だ。変化していくビートがカラフルな踊れるK-POPソングである。
そして、デビューとあわせて公開された「WA DA DA」のMVは、スペーシーな世界観に統一された複数のシーンをスピーディにスイッチする構成になっており、衣装ごとに変化する彼女たちの魅力を堪能できる。オーディションを通じて磨き上げられたダンスパフォーマンスのクオリティは非常に高く、サビの特徴的な振付をカバーした動画がTikTokに多く投稿され人気を集めていることも頷ける。YouTubeには彼女たちの人気を裏づけるように多くのコメントがついており、その多くが英語圏からのコメント。デビュー時から国内外での注目を集めていることを考えると、BTSやBLACKPINKに続くグローバルK-POPアイコンにKep1erが名を連ねることも夢ではなさそうだ。