乃木坂46 新内眞衣、グループの垣根を超える影響力 櫻坂46 尾関梨香と日向坂46 松田好花に見せた先輩としての背中
乃木坂46の新内眞衣がレギュラーパーソナリティを務める『乃木坂46のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)1月19日の放送に、週替りパーソナリティとして櫻坂46の尾関梨香、日向坂46の松田好花が出演した。この3人が揃ったのは、2019年10月に3坂道から各2名が登場した『坂道グループのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)以来である。
11月17日の番組内でグループからの卒業を発表をした新内。それ以降は最後の出演回に向けて、毎回自分が呼びたいメンバーをゲストに迎えている。向井葉月や北川悠理といった新内に自ら出たいと言っていたメンバーの初出演を叶え、新年一発目の放送では事前収録ということを逆手に深夜では出演が叶わない高校生メンバーの清宮レイ、筒井あやめ、松尾美佑の3名を人選。そして、今回は『櫻坂46 こちら有楽町星空放送局』の尾関、『日向坂46松田好花の日向坂高校放送部』の松田という、同じニッポン放送内でメインパーソナリティ番組を担当し、坂道グループメンバーを呼んだ形だ。
新内、尾関、松田の3人にはニッポン放送のラジオ番組以外にも、ある共通点が存在している。それが、2018年に開催された坂道合同オーディション。名古屋のキャンペーンで3人は同じチームに所属していたのだ。尾関はまだ欅坂46、松田はけやき坂46として活動していた頃。放送の中で2人は、まだメディア活動に慣れていなかった当時を振り返る。中でも尾関にとっては、ダメな時はこうした方がいいとその場で教えてくれた新内の後輩への接し方が、後にグループに入ってきた後輩メンバーに対するお手本になったと明かしている。
怒ってくれる大人がいることは幸せなことーーというのは、乃木坂46のシングル曲「君に叱られた」にも通ずる考え方だが、新内としてはそのリリースのもっと前である『乃木坂46 新内眞衣のオールナイトニッポン0(ZERO)』時代に番組スタッフとの反省会から直接教わっていたことでもある。番組の中では新内が謙遜するほどに後輩2人が“やっている”部分も(特に納豆のくだり)見られたが、新内への尊敬と感謝の念は本物だ。急遽、リモートでのオンエアとなった今回は、序盤に回線が途切れる時間があったものの、新内の巧みなトーク術で放送を見事に繋ぐ場面があった。そこは生放送(『乃木坂46ANN』)と収録放送(『こち星』『日向坂高校放送部』)とで差が大きく出る部分であり、2人は改めて新内のパーソナリテイとしての腕前を実感したことだろう。