『明日ちゃんのセーラー服』『CUE!』……声優たち歌う、1月スタート新アニメの主題歌に注目
増田俊樹ら男性声優らが彩る話題のアニメも
アニメ『スローループ』(AT-Xほか)は、親の再婚で急に姉妹となった海凪ひよりと海凪小春が、釣りを通して仲を深めながらスローライフを送るという物語。『まんがタイムきららフォワード』で連載中の漫画をアニメ化した作品で、『きらら』シリーズ特有のほのぼのとした空気感はそのままに、“フライフィッシング”というマニアックな要素が組み合わされている。同シリーズからはこれまでに『けいおん!』や『ゆるキャン△』などの人気作品が輩出されており、今回もフライフィッシングブームの起爆剤として期待が寄せられている。
テーマソングはオープニング、エンディングともに声優ユニットが担当。オープニングテーマ「やじるし→」を歌う“ぽかぽかイオン”は、東山奈央と安野希世乃によるユニット。渋谷系を思わせるおしゃれなサウンドと、2人がかけ合いをしながら奏でる美しいハーモニーが魅力的で、キラキラとした明るい希望に満ちた、胸がぽかぽかと温かくなる楽曲だ。
エンディングテーマ「シュワシュワ」を担当する“Three∞Loop”は、メインキャスト3人によるユニット。メンバーは、2020年から声優活動をスタートさせた久住琳(海凪ひより役)を中心に、『スーパーカブ』(TOKYO MXほか)などに出演する日岡なつみ(海凪小春役)、『小林さんちのメイドラゴンS』(TOKYO MXほか)などで活躍する嶺内ともみ(吉永恋役)というフレッシュな顔ぶれ。「シュワシュワ」は、甘酸っぱくて温かい、癒しに満ちた楽曲となっている。
『殺し愛』(TOKYO MXほか)は、2015年から『月刊コミックジーン』で連載中、コミックスの累計発行部数が75万部を超える人気漫画が原作で、アニメ化が待望されていた作品の1つ。賞金稼ぎの女、シャトー・ダンクワースと謎多き最強の男、ソン・リャンハという、殺し屋同士の愛と狂気を描いたサスペンスストーリーだ。
オープニングテーマは増田俊樹の「Midnight Dancer」。増田は『アイドリッシュセブン』や『あんさんぶるスターズ!!』などの作品にてキャラクターソングを担当しているほか、2019年にはアーティストデビューを果たし、音楽的な評価も高い。そんな増田がアニメのテーマソングを歌うのは今作が初めてで、レーベルサイトでは「初めて主題歌を歌うのでとてもプレッシャーを感じております。作品の世界観を損わず、アニメを見る視聴者の皆さんがワクワクするような楽曲に仕上がっていると思います」とコメント(※1)。殺し屋というダーティな世界観とラテンのメランコリックなサウンド、増田の熱いボーカルと男気、それらいくつもの要素が合わさり、情熱と哀愁が漂う大人の魅力を放つナンバーだ。
エンディングテーマ「マコトピリオド」は、Aqoursのメンバーとしても活躍する小林愛香が担当。小林は「マコトピリオド」を歌うにあたり原作漫画を読んで、その面白さに引き込まれたという(※2)。「何が本当で嘘なのか。切なくて愛しくて苦しい。でも信じていたい。そんな気持ちを込めて、『マコトピリオド』を歌いました」とコメントしており、Q-MHzが作詞・作曲・編曲を務めた同曲は、殺し屋という過酷な運命と向き合いながら愛を確信していく、切ないバラードナンバーとなっている。
ほかにも『佐々木と宮野』(TOKYO MXほか)のエンディング主題歌「いちごサンセット」(佐々木秀鳴/CV:白井悠介・宮野由美/CV:斉藤壮馬)や、『東京24区』(TOKYO MXほか)エンディングテーマ「255,255,255」(蒼生シュウタ/CV:榎木淳弥・朱城ラン/CV:内田雄馬・翠堂コウキ/CV:石川界)、ALI PROJECTの宝野アリカが作詞を手がけた『薔薇王の葬列』(全てTOKYO MXほか)オープニングテーマ「我、薔薇に淫す」(古川慎)など、男性声優らが歌う楽曲にも注目だ。
※1:https://www.toysfactory.co.jp/artist/toshikimasuda/news/detail/4895
※2:https://www.toysfactory.co.jp/artist/aikakobayashi/news/detail/4896