平井 大、いかなる時も変わらないシンプルな考え方 『紅白』を前に語る2021年の歩み
(『紅白』は)1年を振り返って色々な状況を思い浮かべながら歌えたら
ーー今年はTikTokライブやLINE LIVEなども配信されていました。これら配信ライブはどうでしたか?
平井:ストレスなく多くの方にライブをお届けできる環境で、僕はほぼ自宅から配信していたから、無駄な時間もなくて良かったです。以前は、例えば1万人が入る箱をおさえて、そこに向けたリハーサルも行って、そこまでやって初めて1万人に届けられた。でも配信は家にいながらにして、ちょっとやってみようかなと思ったらスマホをオンにしてギターを手に取ればすぐできて、それで1万人や2万人の方が見てくださるのだから、すごくありがたい時代だなと思います。気取らない姿が共感を生むと言うか、自分が自分のままで表現したものをたくさんの方が聴いてくれるのは、すごく自信に繋がります。
ーー配信ライブは、視聴者のコメントがリアルタイムで見られるのもいいですね。
平井:そうですね。実際のライブだと、本当はどう思っているか分からないですから。楽しそうな表情だけど、実はつまんないと思っている人もいるかもしれないし(笑)。それに個人個人のコメントに応えるのも楽しくて、見てくださった皆さんも楽しんでくれたんじゃないかと思います。
ーー9月からは有観客ツアー『HIRAIDAI Concert Tour 2021-22』もスタート。来年2月23日には、東京ガーデンシアターでの公演も控えています。今後はツアーと並行しながら配信ライブもやっていく感じですか?
平井:あまり深くは考えていないですけど、インターネットで繋がることの良さはお話しした通りなので、今後もやりたいと思ったらやっていこうかなと思います。ただ、「やってください!」と言われると、一気に仕事っぽくなるのでやりたくなくなるんですけど(笑)。普段から家でギターを弾いたり歌ったりしているから、その姿を皆さんとシェアするみたいな感覚でならやっていきたいですね。
ーーツアーはツアーで、アーティストとしての作り込まれた世界観を見てもらえる良さがありますよね。
平井:バンドと音楽を奏でるグルーヴ感もありますし、伝わるものが違うから。配信ライブとは全くの別物という感じですが、どちらもすごく楽しいです。
ーーまた、スターバックスとのコラボ曲「Starbucks, Me and You (English Ver.)」も配信リリースされました。
平井:昨年リリースした楽曲の英語バージョンで、アジアパシフィック13カ国のスターバックスで流れています。スタバでは、スターバックスラテをよく飲みますね。最近はミルクをアーモンドに変えてみました。
ーーさらに、木村拓哉さんのアルバム『Next Destination』(2022年1月19日発売)に楽曲「Beautiful Things」を提供したことも話題です。木村さんのレギュラーラジオで対談されていましたが、オファーされる前に作っていたとか。
平井:かっこいい男像をイメージした時、拓哉さんに歌ってもらうのが一番いいと思って。スタッフを通じて曲を拓哉さんサイドに聴いていただいたところ、気に入っていただけたという感じです。実際歌っていただいて、イメージ以上のものになりました。
ーー今後も誰かに楽曲提供してみたいですか?
平井:今後挑戦していく部分だと思いますけど、色々な方に歌っていただけたらうれしいですね。自分が歌うのとは表情が全然違うものになるので、そこで面白いセッションが生まれれば、自分の幅も広がると思います。
ーー音楽に関しては、来年はどういうテーマで曲を作っていこうと考えていますか?
平井:僕は曲を作る時あまりテーマを考えないし、今後の目標みたいなものもないので、その時に思いついたものを素直に発信していける環境にいることが大事かなと思っています。自分の心のエモーショナルな部分をちゃんとキャッチして、それが演奏や歌に表現されていく年にしたいです。とはいえ、これはずっと変わらずですけど。
ーー2021年は色々あった中で、『NHK紅白歌合戦』初出場という大きなトピックで締めくくります。
平井:すごくありがたいことです。1年の最後を締めくくる番組で歌わせていただくことは、なかなかないことですから。その1年を振り返って色々な状況を思い浮かべながら歌えたらいいなと思います。
ーー『紅白』は海外でも放送されるということは、平井さんの歌が世界中に流れるわけで。スタバのコラボもそうですが、海外に向けて発信することは考えていましたか?
平井:考えていませんでしたね。それ以前に、日本に向けてという意識もないので。どの国にいても、自分が表現するものが変わるわけではないし、たまたま海外で流行ったら、それはそれで嬉しいという感じです。もしそういうチャンスがあれば、どこでも行って歌を届けたいですし、それは国内でも国外でも同じです。
ーーもともと考え方としてボーダーレスなんですね。
平井:僕がデビューするきっかけになったのが、ハワイの『ホノルルフェスティバル』の公式イメージソング「ONE LOVE 〜Pacific Harmony〜」という曲を作ったことで、必然的にシンガーソングライターとしての活動を始めたのがハワイの地になりました。でもハワイで演奏しても日本で演奏しても、心境としてはあまり変わらないと言うか。もちろん日本人としての誇りは持っていないとダメですけど、国はどうであれ人間同士の付き合いには変わりないし、それはどこでも変わらない。どこにいても人間は人間ですから。
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